グランプリ出場を決めたい濱野谷憲吾！

7月のオーシャンカップで濱野谷憲吾が見せた快走に、東京のファンは胸をなでおろしたことだろう。予選を3位で通過し、準優はインからコンマ04の弾丸ショットで逃げ快勝。優勝戦に駒を進め、優出2着という結果を残した。
これで賞金ランキングは現在12位。平和島で開催されるグランプリ（賞金王）に、東都のエースが出場できる可能性が広がってきた。
しかしまだ予断を許さない状況だけに、もうひと踏ん張りが必要。特に濱野谷は10月のダービーには出られないため、メモリアルでしっかり上積みしておきたい。

106期の岩瀬裕亮がSGデビュー！

106期の超新星、岩瀬裕亮がボートレースメモリアルでSGデビューを飾る。
岩瀬はやまと学校時代にリーグ戦勝率8.22の超ハイアベレージをマークし、卒業記念レースでも優勝。注目を集めるなかデビューすると、3期目でA級昇格、4期目でA1級昇格と期待どおりのスピードで出世街道を駆け上がってきた。今年3月の常滑周年ではG1初優出をマーク。記念戦線でも戦えることを証明している。
10年5月のデビューからまだ4年余り。ボートレース界の次代を担う逸材が、SG初陣でどんな走りを見せるのか注目だ。

今垣光太郎がメモリアル4Vを目指す！

若松でボートレースメモリアル（MB記念）が開催されるのは08年以来で6年ぶり。その08年の第54回大会で優勝しているのが今垣光太郎だ。3コースからまくり差しを決め、インの松井繁を破ったレースが記憶に新しい。今垣は02年と04年にもメモリアルで優勝しており、大会3Vという抜群の実績。夏が似合う、ナイターが似合う男だ。
現在賞金ランキング25位で、グランプリ（賞金王）出場圏内の18位が視界に入る。相性の良い大会、SGメモリアルで大きなランクアップを狙う。

田村隆信が四国地区の期待を背負う！

今年は四国地区勢がやや苦戦している。賞金ランキング最上位は田村隆信で23位、それに続くのは森高一真で35位だ。グランプリ（賞金王）の舞台に一人も送り込めない恐れが出てきた。
四国のエース・田村隆信に現状打破の期待がかかる。ボートレースメモリアルで結果を残してランキングを上げられるか注目だ。田村にとって若松は04年オーシャンカップでSG初Vを手にした水面。今年まだSGで予選突破がないだけに、好実績の若松で準優、優勝戦と勝ち上がりたい。

絶好調の吉田拡郎がSG連続Vを狙う！

吉田拡郎は7月のSGオーシャンカップで優勝。節間オール3連対の快走で頂点に立ち、SG初タイトルを獲得した。これで賞金ランキング3位までジャンプアップ。グランプリ（賞金王）初出場に当確ランプを灯している。
今年の吉田は4月に大村周年でG1初Vを飾り、7月にオーシャンカップでSG初Vと一気にスターダムを駆け上がってきた。今年のお盆前まで20節走って14優出7Vという快進撃だ。いま最も乗れている選手といって間違いないだろう。ボートレースメモリアルでSG連覇を果たしても、もはや誰も驚かないはずだ。

池永太が10カ月ぶりにSG復帰！

池永太は昨年8月のボートレースメモリアルでSG初出場。節間2勝を挙げる活躍で堂々のSGデビューを果たした。するとその2カ月後、10月のダービーでは準優に進出。SG出場2回目で早々と予選突破を果たし、潜在能力の高さを示す躍進を演じた。しかし準優の大一番で痛恨のフライングに散る。6カ月間のSG出場停止という罰則を背負うことになってしまった。
あれから約10カ月。池永がいよいよSGに帰ってくる。この10カ月間で蓄えた力を、地元若松のSGで一気に爆発させたい。