GP出場へ望みをつなぎたい石渡鉄兵！

石渡鉄兵は現在賞金ランキング51位（8月24日時点）。地元平和島でのグランプリ（賞金王決定戦）出場を目指すなら、もう崖っぷちといってよい状況だ。まずはチャレンジカップ出場権を確保するためにも、ここから順位を上げていきたい。
石渡は児島でまずまずの実績。当地最近10節で7優出をマークしており、11年の児島SGグラチャンでは優出3着の活躍。石渡にとってこれがSGでのベストリザルトだ。好相性の児島でしっかり賞金を上積みし、秋以降の戦いに望みをつなぎたい。

大会連覇を狙って井口佳典が参戦！

昨年の開設61周年記念「児島キングカップ」を制したのは井口佳典だ。予選をトップ通過し、準優・優勝戦はインから快勝。1･3･2･1･1･4･1･1着で節間5勝をマークする圧勝劇だった。それまで児島SG・G1に5回出場して一度も優出がなかったが、見事に水面相性を払拭して頂点を極めている。
井口は現在賞金ランキング9位（8月24日時点）。グランプリ（賞金王決定戦）出場に向けてあとひと踏ん張りの状況だ。2連覇のかかる児島周年で大きな上積みを狙う。

王者・松井繁がキングカップ初制覇へ！

松井繁のSG初優勝は96年のボートレースオールスター（笹川賞）、舞台は児島だった。SG12勝を数える王者の伝説は、児島から始まっている。
松井はその後も08年の児島SGボートレースクラシック（総理大臣杯）で優勝するなど、当地で数々の栄光を積み重ねてきた。今年4月のG2児島MB大賞でも優出2着という結果を残すなど、水面相性に変わりはない。
しかし意外にもまだ児島周年のタイトルは一度も手にしていない。児島を知り尽くした王者が「キングカップ」の頂点を獲りにいく。

児島好相性の平山智加に注目だ！

児島周年には寺田千恵、田口節子、平山智加と3人の女子レーサーが参戦する。
地元の寺田と田口はもちろん児島実績十分だが、平山にとっても児島は瀬戸大橋を渡ってすぐのところにある準地元ともいえる水面。素晴らしい実績を残しており、09年と12年の児島オール女子戦で優勝するなど、当地5優出2Vの活躍ぶりだ。昨年も児島周年に出場しており、予選突破こそ逃したが節間2勝をマークしていた。準優進出のチャンスは十分だろう。

山口達也が地元周年制覇に燃える！

児島周年に臨む地元岡山支部勢は、川崎智幸、山本浩次、山本寛久、吉田拡郎、山口達也など8人。今年SG初Vを飾った吉田や、G1初タイトルを奪った山本など勢いのある選手がそろっている。
そんななか注目したいのは山口達也だ。近況の児島実績が素晴らしく、昨年3月のG2児島MB大賞で優出2着、昨年9月のG1児島周年で優出4着、今年4月のG2児島MB大賞で優出3着とことごとく結果を残している。G1初制覇も時間の問題か。

出畑孝典が5年ぶりの奪還を狙う！

出畑孝典は09年の児島周年チャンピオンだ。3コースからまくり差してインの池田浩二を破り、G1初タイトルを手にしたのが記憶に新しい。
早くから才能を高く評価されていた出畑は、この優勝をきっかけに大きく羽ばたくかと思われた。しかしその後SG・G1の優勝戦に3回乗ったものの、そのうち2回がフライング。なかなか飛躍への階段を駆け上がれずにいる。
前期A2級だった出畑は、この児島周年が約7カ月ぶりのG1復帰戦。久々に戻ってきた大舞台で、再飛躍の足掛かりをつかみたい。