山崎智也が浜名湖周年2連覇へ！
今年1月に行われた浜名湖開設60周年記念、優勝戦。インから先マイを狙う①毒島誠に対し、4コースから④桐生順平がまくりで襲い掛かった。両者が競り合って流れると、差し抜けてきたのが②山崎智也。的確に展開をついて先頭に立ち、8大会ぶり2回目の浜名湖周年優勝を果たした。
その山崎が大会2連覇を狙って参戦する。当地周年連覇となれば、91･92年度の山室展弘、96･97年度の服部幸男に続く記録だ。3人目の偉業を目指す山崎がシリーズの主役を担う。

徳増秀樹が5大会ぶりの奪還を狙う！
徳増秀樹は賞金ランキング18位（11月5日現在）。まさにグランプリ（賞金王決定戦）出場権争いの真っただ中にいる。
この争いから一歩抜け出すチャンスとなるのがG1浜名湖周年だ。徳増にとってG1初Vの歓喜を味わった舞台が10年の浜名湖周年。今年1月の浜名湖周年でも優勝戦に乗り、山崎智也、毒島誠と三つ巴の大バトルを演じて2着に入ったのが記憶に新しい。
浜名湖は記念6優出1Vの実績を誇る得意の地元水面。グランプリ（賞金王決定戦）初出場への道を切り開く一節にしたい。

中島孝平がラストチャンスに賭ける！
中島孝平は賞金ランキング22位（11月5日現在）。グランプリ（賞金王決定戦）出場権争いのボーダー付近にいる。しかし11月21日からF休みに入るため、SGチャレンジカップには出場できない。崖っぷちの状況に追い込まれている。
F休み前最後の出走となるのがG1浜名湖周年だ。すなわちこの節が終わった時点で、最低でも賞金ランキング18位以内に入っていなければ、2年連続3回目のグランプリ（賞金王決定戦）出場への道は完全に断たれる。優勝賞金900万円を上積みして順位を押し上げ、相手待ちの状況を作りたい。

2回目の浜名湖周年Vを狙う烏野賢太！
烏野賢太は01年の浜名湖周年チャンピオン。服部幸男のFによる恵まれでの勝利だったが、歴代覇者に名を刻んでいる。
浜名湖では今年6月のSGグランドチャンピオンでも予選突破を果たすなど実績充分。10月には浜名湖匠シリーズに出場し、優出4着という結果を残したばかりだ。周年記念で大暴れする準備は整っている。
ベテランの域に入って記念出場機会が減りつつある烏野だが、安定して7点以上の勝率を残すなどまだまだ健在。今後も底力を見せ続けるだろう。

浜名湖巧者の白井英治がV取りへ！
浜名湖巧者として名高いのが白井英治だ。当地周年は優出5回という抜群の実績。04年度に優出2着、05年度に優出3着、08年度に優出2着に入ると、11年度の開設58周年記念では4コースからコンマ08の弾丸ショットでまくって優勝。さらに12年度も優出6着という結果を残している。
白井は賞金ランキング4位（11月5日現在）でもちろんグランプリ（賞金王決定戦）出場は当確。しかし10月のボートレースダービー（全日本選手権）で負傷帰郷するなど、コンディションに不安を残す。浜名湖で全快アピールとなるか。

深川真二がGP初出場へ逆転を狙う！
深川真二は6月の浜名湖SGグランドチャンピオンで優出。優勝戦は6コースから6着に終わったが、チルト3度の果敢なチャレンジで沸かせたのが記憶に新しい。
今年の深川はこのグラチャンでの活躍もあって賞金ランキング28位（11月5日現在）。SGチャレンジカップ出場権を手にし、グランプリ（賞金王決定戦）初出場へ夢をつないでいる。GP出場ボーダー18位までの差は約300万円ほど。浜名湖周年で結果を残してランキングを上げ、有利な立場でチャレンジカップを迎えたい。