東京の次世代エース候補・大池佑来！
最近勢いを増してきた東京支部のなかで、今年飛躍が期待される選手の一人に101期の大池佑来が挙がるだろう。まだ通算優勝回数は6回と少ないが、一昨年は13優出1V、昨年は11優出1Vと、2年連続で2ケタ優出をマークするなど安定感は増すばかりだ。今年は記念戦線で活躍するシーンも増えてくるに違いない。
G1優出歴は過去1回あり、それが12年に芦屋で行われたG1新鋭王座決定戦での優出3着だ。準優で6コースまくり差しの鮮烈なレースを見せたのが記憶に新しい。相性上々の芦屋で迎える周年記念で、しっかり存在をアピールしたい。

笠原亮が芦屋チャレカの感動を再び！
昨年11月に芦屋で行われたSGチャレンジカップで、主役となったのが笠原亮だった。大混戦となった予選ラウンドを僅差の得点率トップで通過すると、準優・優勝戦でイン逃げを決めて頂点へ。05年のボートレースクラシック以来となる約10年ぶり2回目のSG制覇を果たし、歓喜の涙を流した。
あれから約3カ月、笠原が芦屋に帰ってくる。当地2節連続Vがかかる芦屋周年で、今度はどんなドラマを見せてくれるのだろうか。今期勝率8.21と快走を続ける笠原が、再び主役になる可能性は低くない。

久々の芦屋G1出場で燃える魚谷智之！
今年の芦屋周年で目が離せないのは76期の魚谷智之、原田幸哉、瓜生正義。3人とも芦屋でG1タイトルを獲った経験を持つ強力トリオだ。
魚谷は06年の芦屋G1ダイヤモンドカップ覇者。その他にも04年の芦屋周年で優出2着、07年の芦屋周年で優出5着、12年の芦屋SGグラチャンで優出6着と、当地記念レースで4回の優出を重ねてきた。好相性の水面といえるだろう。
芦屋での記念レースに出場するのは今回が約3年4カ月ぶり。久々に巡ってきたチャンスに芦屋巧者が燃えないはずはないだろう。原田、瓜生とともにV戦線を賑わせたい。

重成一人が四国トリオを引っ張る！
四国地区からG1芦屋周年に参戦するのは重成一人、市橋卓士、片岡雅裕。3人だけとちょっと寂しい陣容だ。
この四国トリオを引っ張るリーダーとして期待されるのはやはり重成だろう。芦屋は通算4Vをマークしている好実績の水面だ。00年新鋭リーグと03年企業杯を勝っており、当地G3タイトルを2つ持っている。もちろんSG・G1でも活躍しており、07年の芦屋MB大賞で優出4着、08年の芦屋周年で優出2着、12年のグラチャンで優出5着と当地記念3回の優出歴を誇る。芦屋G1初Vも十分に射程圏だろう。

昨年優出2着の吉田拡郎が今年こそ！
今回の芦屋周年で最も優勝を渇望しているのは吉田拡郎かもしれない。吉田は昨年の芦屋周年で優出2着。優勝まであと一歩だったが、同期の石野貴之に敗れて準Vに終わった。そして昨年11月の芦屋SGチャレンジカップで優出3着。もし2着以内に入ればグランプリ出場権が手に入るという状況だったが、またも同期の石野に競り負ける形となって3着に終わり、あと一歩及ばず勝負駆け失敗という悔しい結果になった。
今度こその思いを胸に臨む今年の芦屋周年。悲願の頂点に手が届くのか。

篠崎元志がバースデイウィンを狙う！
篠崎元志は2月28日が誕生日。ちょうど芦屋周年のシリーズ3日目がバースデイだ。しかも今年は30歳の節目を迎える誕生日になる。30代のスタートを幸先よく優勝で飾りたいところだ。
芦屋ではこれまで通算15優出3Vの実績。記念レースでも11年の芦屋周年で優出3着、昨年の芦屋周年でも優出3着とV獲りまであと一歩に迫ってきた。当地記念初Vを目指す今年の芦屋周年になる。きっと初日の開会式でファンからたくさんの誕生日プレゼントをもらうことになるだろう。最終日の表彰式で優勝という結果のお返しをしたい。