桐生順平が雪辱も込め福岡SG制覇へ！
桐生順平の好調が続く。1月のG1戸田周年、3月の児島SGボートレースクラシックに続き、5月の戸田GWレースも制して今年3回目の優勝をマーク。好リズムを維持して福岡SGボートレースオールスターに乗り込むだけに、SG連覇の可能性も決して低くなさそうだ。
桐生にとって福岡のオールスターは苦い記憶がある。13年の第40回大会で優勝戦1号艇に乗るも、イン戦6着に敗れた。あれから4年、数倍にもスケールアップした桐生が今度こそオールスター初Vと福岡初Vを取りにいく。

オールスター連覇を狙う平本真之！
昨年尼崎で行われたSG第43回ボートレースオールスターで頂点に立ったのは平本真之だった。予選を1･3･3･1･2着のオール3連対でトップ通過し、準優・優勝戦をイン逃げで制して快勝。委員会推薦による出場で優勝を手にするという史上初の快挙をやってのけた。
今年はタイトル防衛を目指して福岡での戦いに臨む。オールスター2連覇はこれまで79・80年の中道善博、90・91年の野中和夫しか記録していない。史上3人目の偉業を狙う平本に注目が集まりそうだ。

福岡巧者の今垣光太郎が魅せる！
今垣光太郎は福岡がよく似合う。G1福岡周年で2回の優勝を飾り、14年の福岡SGボートレースオールスターでは優出3着に入るなどこの水面を何度も沸かせてきた。センターからの鋭い攻めを武器とするだけに、イン受難の福岡水面は今垣にとって戦いやすい印象がある。今年の福岡オールスターでも存分に暴れ回ることだろう。
今年のSG初戦だった3月の児島ボートレースクラシックでは2日目にプラス07のFを切って即日帰郷という屈辱を味わっただけに、その借りもここで返したいところだ。

重成一人が今年こそ1着へ！
昨年の尼崎SGボートレースオールスターで重成一人が見せた戦いぶりは印象的だった。予選を2･2･2･2･2着の5走オール2着で得点率トップタイ、着位差で2位通過し、準優でイン逃げを決めて優出。優勝戦では2コースから2着に入り、節間1勝のオール2連対という成績で準Vの結果を残した。今年はもうひとつ上を狙う戦いだ。もう2着はいらない。SG初Vを取りにいく。
重成にとって福岡は04年にG1周年記念で優勝したこともある水面。相性は悪くない。今度こそ表彰台の一番上で金メダルを手にしたい。

近況絶好調の名人・今村豊！
今村豊が勢いに乗ってきた。4月のマスターズチャンピオンで名人位奪還を果たすと、翌節の芦屋戦ではオール3連対Vで当地初優勝を飾って24場制覇を達成。さらにその翌節には徳山GWレースもオール3連対で制して破竹の3節連続Vだ。賞金ランキングも13位まで上がり、3年ぶりのグランプリ出場がはっきり射程圏に入ってきた。
福岡は04年にSGボートレースクラシックで優勝した実績がある水面。09年と14年の福岡オールスターでも優勝戦1号艇に乗る活躍を見せていた。近況好リズムの今村が久々のSG制覇を果たす可能性も十分だろう。

ファン投票1位の峰竜太！
SGボートレースオールスターでファン投票1位になることは、選手にとってこれ以上ない栄誉だろう。今年その座についたのは峰竜太だ。1万6238票もの支持を集めて自身初となる最多得票に輝いた。
ファン投票1位でオールスターに出場して優勝を飾った選手は過去にわずか2人。野中和夫と山崎智也だけだ。峰は史上3人目の快挙を狙う戦いになる。まずはファンからもらった初日ドリーム戦1号艇で勝って流れをつかみたいところだ。SG初Vをファンへの恩返しにしたい。