3回目の地区選Vを狙う山崎智也！
今年の関東地区選は桐生ナイターで行われる。桐生での地区選開催は10年以来で7年ぶりだ。群馬支部勢は久々に巡ってきた地元地区選に向けて気合を高めていることだろう。
エースとして期待がかかるのはもちろん山崎智也だ。地区選は06年の桐生大会、13年の江戸川大会と2回のV歴。4年ぶり3回目の優勝を目指す戦いになる。これまで桐生で10個の記念タイトルを手にしてきた山崎がV争いの主導権を握ることは間違いないだろう。まずは初日ドリーム戦1号艇で勝ち切ってリズムに乗りたいところだ。

近況好調の桐生順平が大会連覇へ！
昨年多摩川で行われた関東地区選を制したのは桐生順平だった。予選を2位で通過しながら準優でイン戦2着に敗れた桐生だったが、優勝戦ではその借りを返すように4コースからコンマ01をぶち込んで鮮やかにまくり差し一閃。地区選初Vの栄冠を手にした。
今年は連覇を目指す戦いだ。舞台となる桐生水面は9優出3Vと好相性。また1月のG1戸田周年で優勝するなど近況リズムも上々だ。04・05年の中澤和志以来となる関東地区選2連覇へチャンスは十分だろう。

齊藤仁が東京支部の窮地を救う！
東京支部は現時点でSGボートレースクラシックの出場権を持つ選手が一人もいない。もし地区選で優勝して切符を取る選手が現れなければ、SG開幕戦に東京支部が不在という屈辱的な結果になってしまう。支部始まって以来の危機といっても過言ではないだろう。
そんな窮地を救う存在となるのが齊藤仁か。齊藤にとって桐生は12年の周年記念でG1初Vを飾った思い出の水面であり、通算4Vの実績がある好相性水面だ。地区選はこれまで4回の優出歴があり、昨年は優出2着の準Vだった。今年はなにがなんでも頂点を射止めたい。

毒島誠が地元で地区選初Vへ！
毒島誠はこれまで地区選で優出5回とさすがの実績。しかし09年は優出3着、10年は優出2着、11年は優出3着、14年は優出2着、15年は優出6着とあと一歩で関東チャンプの座を逃し続けてきた。なかでも15年は優勝戦1号艇に乗りながらスタートで立ち遅れてイン戦6着に敗れたのが記憶に新しい。
今年は地元桐生での開催だけに地区選初Vへ燃えているだろう。また2年ぶりのグランプリ出場に向けてもここで大きな賞金の上積みを果たしてマネーバトルを優位に進めたいところだ。

中田竜太が記念初Vへ照準！
中田竜太がいま好リズムだ。昨年12月のG1唐津周年で優出2着の活躍を演じて勢いに乗ると、そこから多摩川一般戦（優出2着）、住之江年末レース（優出3着）、戸田正月レース（優勝）、宮島一般戦（優出5着）と年またぎで怒涛（どとう）の5節連続優出をマーク。そして1月末のG1戸田周年でも準優で圧巻の5コースまくりを決めて優勝戦進出を果たし、連続優出を6に伸ばしている。
中田はこれまでG1通算6優出0V。そろそろ記念初タイトルが欲しいところだろう。絶好調で迎える地区選でその望みをかなえても不思議ではなさそうだ。

2回目の地区選に挑む松本晶恵！
昨年のクイーンズクライマックス覇者・松本晶恵が今年も上々のスタートを切っている。年始の桐生正月レースでは準優敗退に終わるも節間4勝の活躍を見せ、1月末の丸亀ヴィーナスシリーズでは今年初優出をマーク。女子賞金ランキングは3位（2月2日時点）と申し分ない位置だ。今年も賞金女王戦線の中核を担ってくることは間違いないだろう。
地区選出場は2年連続で2回目。昨年は予選39位で敗退と結果を残せなかったが、今年は地元桐生で戦えるだけに大暴れに期待したいところだ。