守田俊介が15年ぶりの奪還へ！
滋賀支部勢の近畿地区選優勝は03年の守田俊介が最後。もう15年も前の話だ。今年はホームプールのびわこでの開催となるだけに久々のタイトル奪還に期待がかかる。
滋賀のエースを担うのはもちろん守田だ。びわこでは毎節のようにV争いをにぎわしているが、ここ数年は15年のG1びわこ周年で優出2着、昨年3月のG2秩父宮妃記念杯で優出2着、昨年7月のG1びわこ周年で優出2着とあと一歩で栄冠を逃す節が続いている。今度こそ14年びわこ周年以来となる地元G1タイトルをつかみ取りたい。

6回目の近畿制覇を狙う松井繁！
松井繁は地区選5Vの実績。強豪ひしめく近畿地区で95年、00年、10年、11年、14年と優勝を重ねてきた。今年は4大会ぶり6回目の頂点を目指す戦いだ。びわこはこれまで6回もG1・G2タイトルを取ってきた好相性水面。95年にはびわこで地区選Vを飾った経験もある。
松井は昨年11月に福岡周年、12月に尼崎周年と次々にG1を制し、今年に入っても1月の平和島周年で優出するなど近況リズム上々。グランプリ13年連続出場に向けて今年も突き進む。

中島孝平が福井のエースを担う！
昨年の近畿地区選で優勝した今垣光太郎はF休みのため今回不在。となれば福井支部のエースを担うのは中島孝平だ。13年以来となる5大会ぶり2回目の地区選制覇を狙う。
中島は昨年末のグランプリシリーズ戦で約2年ぶりのSG優出を果たし、リズム良く18年シーズンを迎えた。今年は3年ぶりのグランプリ出場が明確な目標となるだろう。そのためにもまだ出場権を持っていないSGボートレースクラシックの切符が欲しいところ。地区選でV条件の勝負駆けに挑む。

最多勝の吉川昭男がG1初Vへ！
吉川昭男は昨年1着124本のピンラッシュを見せて年間最多勝を受賞。92年のデビューから約25年、45歳となってマスターズ世代に入るなか大きな注目を浴びる存在になった。
そんな吉川だがまだ記念V歴はない。G1優出5回を数えるがビッグタイトルにはこれまで無縁だった。今回の地区選は地元びわこでの開催だけに大仕事をやってのけるチャンス十分だろう。昨年びわこを9節も走って4優出2Vをマークしており、今年1月のびわこ正月レースでも優勝したばかり。知り尽くした水面で悲願のG1初Vを目指す。

昨年びわこG2を制した山本隆幸！
昨年5月にびわこで行われたG2秩父宮妃記念杯は優勝戦で3連単7万円券が飛び出す大波乱の決着に。大穴をあけて優勝をさらったのが山本隆幸だった。節間8走で7本のゼロ台スタートを決める圧巻の走りを披露。優勝戦5号艇の黄色いカポックでVゴールを駆け抜けた。
山本はびわこで通算9優出2Vと上々の実績。過去にびわこで行われた地区選でも07年に優出5着、10年に優出4着と水面相性の良さを見せていた。今回はV取りの好機だろう。06年常滑周年以来となる2回目のG1制覇を狙う。

3月も見据えて戦いたい遠藤エミ！
近畿地区選には女子レーサーから五反田忍、中谷朋子、落合直子、遠藤エミ、今井美亜の5人が参戦する。いずれも3月にびわこで行われるG2レディースオールスターにも出場するメンバーだ。この地区選は水面攻略の手応えをつかんで次回につなげたいシリーズにもなる。
なかでも気合が高まるのは地元の遠藤だろう。レディースオールスターはファン投票1位で断然のV候補筆頭と目されるだけに、地区選で結果を残して好感触を得ておきたいところだ。