デビュー初優出の地元で今回も躍動

新田有理が着実に力をつけつつある。以前は果敢ながら粗さも目立っていたが、近況は5、6着が減少。これに伴い、2019年後期適用勝率（18年11月～19年4月）は、初めて5点台に乗せた。
予選突破も徐々に増えてきた。しかも7月のG3丸亀ウエスタンヤングでは準優入り。ときに攻め、ときに展開を突き、成長の跡が見えた。近い世代の格上を相手に健闘した。
地元宮島は今年2月の男女ダブル優勝戦でデビュー初優出（6着）。その前、18年11月の男女混合戦でも、強力男子勢に割って入り、準優2枠を手に入れた。その準優こそ3着に敗れたが、最終日は選抜戦を含め、連勝を飾り、地の利も存分に発揮した。近況の成長度から、再び快走する可能性を秘める。