長嶋万記が東海4場制覇を見据え1走入魂

全身全霊をかけた昨年末の平和島クイーンズクライマックス。周囲からの期待はもとより、自分自身への期待も持って挑んだが、トライアル3回戦12Rで転覆を喫し、優出を逃した。「最高の状態であの結果。いい意味で自分への期待をなくしました」と笑った。19年は「結果を手放す」と誓った。1走ごとへの準備や取り組みを、ひたむきに追い求めるということだ。
それでも18年は優出16回。そのうち優勝5回を積み上げ、今年3月のSG戸田クラシックの出場権を得た。持ち前の攻撃力に加え、確実にさばきの精度も増している。
結果に一喜一憂しないとはいえ、やはり地元愛は特別だ。「去年、津、常滑、蒲郡と東海（のオールレディースを）3連覇したんですよ。浜名湖は育てていただいたレース場。もちろん優勝したい」と地元での東海4場制覇を見据える。