デビュー地へ恩返しを期す

充実の1年だったに違いない。女子のベスト12入りこそ、あと1歩届かなかったが、11月の桐生レディースチャレンジカップに駒を進め、優出（5着）も果たした。昨年10月に産休復帰したばかりで、今年の上半期はまだB2級の立場。万全ではない状態でも、上位を争った走りの質は高かった。
15日時点の年間成績は優出8回、優勝は10月福岡オールレディースの1回。何より21節走り、予選落ちがわずか3回しかない予選突破率が光った。最大の武器である3コースツケマイに加え、内枠で勝ち、外枠でも着をまとめる地力を蓄えた。
結婚後に福岡支部へ移籍したが、徳山は05年5月にデビューした地元水面。恩返しの思いを胸に、結果でシリーズを盛り上げる。