須藤博倫がクラシック勝負駆け！
今年のSG開幕戦、ボートレースクラシックの舞台は戸田だ。埼玉支部勢ですでに出場権を持っているのは桐生順平と中田竜太の2人だけ。他の多くの選手たちが地区選で地元SG出場をかけた勝負駆けに臨むことになる。
なかでも気合が高まるのは須藤博倫かもしれない。昨年5Vをマークしたものの、勝率であと一歩及ばずクラシック切符獲得ならず。予備5位にいるため他力で繰り上がりのチャンスもあるが、自力で決めたいところだろう。4大会ぶり2回目の地区選制覇を狙う。

G1初Vで勢いに乗る若林将！
若林将は1月の江戸川周年で優勝。5･2･4･1･1･1･1･1着と3日目から怒涛の5連勝をマークし、3回目のG1優出で待望の記念初タイトルをつかみ取った。96期から新田雄史、篠崎元志、平本真之に続く4人目の記念タイトルホルダーが誕生だ。
若林はこれで来年の平和島SGボートレースクラシックの出場権を獲得。早々と地元SG参戦へ当確ランプをともすことに成功した。しかしまだ今年のクラシック出場権は持っていない。勢いそのままに地区選も制して戸田行きの切符をつかみたいところだ。

大会2連覇を狙う金子拓矢！
昨年江戸川で行われた関東地区選を制したのは金子拓矢だった。予選を1･2･3･1･1･2着でトップ通過し、準優をイン逃げで快勝して約9年ぶりとなる2回目のG1優出をマーク。そして優勝戦はインからコンマ01の弾丸ショットで逃げ切り、悲願の記念初タイトルを手にした。
金子はこれで自信を深めたのか、6月の下関周年で優出4着、9月の桐生周年で優出3着とG1戦線でたびたびV争いに絡む活躍。スケールアップした走りを何度も披露した。この一年でたくましさを増した金子が、地区選2連覇を狙う。

宮之原輝紀が地元G1初参戦！
東京118期の新星、宮之原輝紀が末恐ろしい活躍を見せている。1月のG1蒲郡周年で記念レース初出場を果たすと、3日目にイン逃げを決めてG1初1着の水神祭。さらに予選を15位で突破していきなり準優出まで飾ってしまった。デビューからまだ約2年8カ月、今期A1級初昇格を果たしたばかりの21歳が、G1初参戦で大物ぶりを印象づけた。
地元G1初出場となる地区選でも注目を浴びることだろう。平和島では昨年お盆レースで優勝した実績もある。関東に新しい風を吹き込むのか。

桐生順平がタイトル奪還へ！
桐生順平は年始の戸田正月レースで9連勝パーフェクトV。幸先良い19年シーズンの滑り出しを見せた。さらに翌節の3Daysバトルトーナメントでは優出2着に入り、その翌節のG1蒲郡周年でも優勝戦1号艇に乗る活躍。2月のG1常滑周年で手痛いフライングこそあったが、近況リズムは上々だろう。
地区選でもV候補の筆頭格であることは間違いない。16年の多摩川大会で優勝したのに続く、3大会ぶり2回目の関東チャンプを狙う。3月の地元戸田SGボートレースクラシックも迫ってきただけに、好リズムを維持したいところだ。

平和島のクイーン・松本晶恵！
関東地区選には女子レーサーが4人参戦。廣中智紗衣、土屋千明、松本晶恵、浜田亜理沙だ。
なかでも注目を集めるのは松本だろう。16年と18年に平和島でのクイーンズクライマックスで優勝。平和島の女神に愛されたクイーンが、平和島での地区選でどんな輝きを見せるのか目が離せない。地区選は過去2回出場し、17年桐生大会では予選を13位で突破して準優3着に入った実績もある。昨年ボートレースオールスターでSG初準優出も果たすなど男女混合の記念レースで結果を残し始めており、V争いをにぎわす可能性も十分だろう。