濱野谷憲吾が江戸川周年3Vへ！
濱野谷憲吾にとって18年は実り多きシーズンだった。6月に丸亀周年で優勝、10月に高松宮記念で優勝と2つのG1タイトルを手にし、8年ぶりにグランプリへも出場。東都のエースが高らかに復活の狼煙(のろし)をあげた。
さらなる活躍が期待される19年シーズン。まず年始の平和島正月レースで優勝して幸先良いスタートを切った。その勢いを江戸川周年で加速させたいところだ。当地G1は13優出3Vという圧倒的な実績。05年と15年に続く3回目の江戸川周年制覇なるか。

A1級に帰ってきた横澤剛治！
横澤剛治は18年後期に勝率6.01と苦戦を強いられてまさかのA2級降格。しかし19年前期は勝率6.28で勝負駆けに成功し、すぐさまA1級へ帰ってきた。再びSGやG1で活躍する姿を待ち望んでいるファンも多いだろう。今期は正念場となりそうだ。
横澤は江戸川通算16優出6Vという抜群の水面実績。12年にはG2江戸川MB大賞でも優勝するなど波乗りのうまさには定評がある。記念戦線に定着するためにも得意の江戸川で結果を残してアピールしておきたいところだ。

岡村仁が5大会ぶりの奪還へ！
岡村仁は13年の江戸川周年覇者。風速7mの追い風が吹くなか、巧みな立ち回りで3コースまくりを決めてG1初Vを飾ったのが記憶に新しい。その後も江戸川での強さは健在。昨年5月の一般戦では節間オール3連対で優出2着に入り、昨年10月の一般戦では優勝戦で3コースまくりを決めて節間オール3連対Vを飾っている。現在当地15走連続で3連対中だ。
昨年末のびわこ戦で優勝するなど近況リズムも上々。江戸川巧者の岡村が5大会ぶりの当地周年タイトル奪還を狙う。

A1級初昇格を果たした中村晃朋！
中村晃朋は19年前期勝率6.29をマークしてA1級初昇格。妹の中村桃佳とともに兄妹そろってのA1レーサーになった。前期平均STコンマ14とスタート力に磨きがかかり、前期1着38本のうち12本（32％）をまくりでマークするなど速攻力が向上。記念戦線でも鋭い攻めを見せてくれそうだ。
G1出場は昨年の四国地区選とヤングダービーに続いてこれが3回目。周年記念は初登場になる。江戸川では17年にルーキーシリーズで優出した経験もあるだけに、まずはG1初準優出を目指したい。

平尾崇典が前回の雪辱へ！
前回の江戸川周年で悔しい思いを味わったのが平尾崇典だ。2連対率1位のエース機を引き当て、予選を1･1･1･1･2･2着のオール2連対でトップ通過する活躍。準優をイン逃げで制してポールポジションを手にした。しかし優勝戦ではインからコンマ30とまさかの立ち遅れ。2コースの土屋智則に悠々とまくられ、5着に沈む悪夢のような結末になった。
平尾は江戸川通算23優出5Vを誇る波乗り巧者。当地G1・G2でも5回の優出歴を誇る。今度こそ頂点に立って江戸川記念初Vを手にしたい。

江戸川G1連続Vを狙う岡崎恭裕！
岡崎恭裕が好リズムをキープしている。昨年末のグランプリで優出6着に入って18年シーズンを締めくくると、19年の初戦となった芦屋正月レースでは他を圧倒して10戦7勝のオール2連対V。今年も大暴れを見せてくれそうな勢いだ。
江戸川では17年にG1ダイヤモンドカップでV歴。4コースから圧巻のカドまくりを決めて頂点に立っている。当地記念レース出場はそのとき以来で約2年ぶり。江戸川G1連続Vを狙う戦いに注目したい。