ナイター巧者の毒島誠が魅せる！
毒島誠は9月の大村SGボートレースメモリアルで優勝。SG通算5回目の優勝でナイターSG5Vとし、改めて夜での強さを印象付けた。賞金ランキングは2位まで浮上し、3年連続6回目のグランプリ出場に当確ランプをともしている。
ナイター巧者の毒島はもちろん若松も好相性。昨年7月に当地でのSGオーシャンカップで優勝するなど、若松通算7優出3Vをマークしている。今年7月の若松一般戦でも鮮やかな3コースまくり差しを決めて優勝したばかり。当地2回目の記念制覇と若松周年初Vに向けて準備は万端だ。

108期の中山雄太がG1デビュー！
愛知108期の中山雄太は前期勝率6.48の活躍を見せてA1級初昇格。ボートレーサー養成所時代にリーグ全10戦で7優出をマークし、勝率6.21の成績を残していた逸材がいよいよトップランクまで登り詰めてきた。
そしてこの若松周年で待望の記念出場機会が到来。35歳でG1デビュー戦を迎える。これまでG2には3節出場し、昨年10月のG2江戸川MB大賞では優出5着に入った経験もある。デビュー初優出を飾った思い出の水面でもある若松で、どんなG1初陣を見せるのか楽しみだ。

飛躍の時を迎えた秦英悟！
秦英悟は9月の下関G3企業杯で優勝。峰竜太や桐生順平、松井繁らそうそうたるメンバーがそろったシリーズだったが、秦は予選をオール3連対の2位で通過し、優勝戦では2コース差しでインの吉田拡郎を破ってVゴールを駆け抜けた。これが通算7回目の優勝で、グレードレース初Vだった。
この優勝が大きく自信を深める一節になっても不思議ではないだろう。まだG1優出歴は17年常滑周年の1回しかない秦だが、これから飛躍を遂げる可能性は十分だ。ボートレーサー養成所時代にリーグ戦勝率7.35で桐生（勝率7.37）に次ぐ2位だった秦が、いよいよ潜在能力を開花させるのか。

田村隆信が若松周年2連覇へ！
昨年11月に行われた若松周年は田村隆信が優勝。2連対率3位の好モーターを引き当て、予選を4･2･1･1･3･1着でトップ通過すると、準優・優勝戦はきっちりイン逃げで制して頂点に立った。
田村は04年に若松SGオーシャンカップで優勝するなど、若松記念7優出2Vという好実績。近況も17年の若松SGボートレースメモリアルで優出4着、昨年の若松SGオーシャンカップで優出4着、昨年の若松周年で優勝と当地記念3節連続優出中だ。もし若松周年2連覇となれば、78、79年の松尾泰宏、01、02年の新美恵一に続く記録。史上3人目の偉業なるか。

チャレカ勝負駆けの寺田祥！
寺田祥が苦しんでいる。今年SG・G1を11節走って優出ゼロ（9月30日時点）。準優出は6回あり、4月の下関ダイヤモンドカップでは予選5位、7月の常滑オーシャンカップでも予選5位、9月の戸田周年では予選6位とたびたび上位にも顔を出しているが、準優の壁をなかなか破れずにいる。
これが響いて賞金ランキングは現在56位という位置。SGチャレンジカップの出場権を得るには10月の鳴門周年と若松周年で結果を残すしか道がなくなった。若松は17年のボートレースメモリアルでSG初Vを飾った地。好相性の水面でグランプリ戦線への生き残りを狙う。

前田将太がG1復帰でV取りへ！
前田将太は3月のびわこG2秩父宮妃記念杯の準優でフライング。3カ月間のG1・G2選出除外となってしまった。その処分がようやく解けて若松周年からG1に復帰。久々に記念戦線へ帰ってくる。
前田はこれまで若松で3回の記念優出をマーク。12年の若松周年でG1初優出を飾り、13年の若松周年では優勝戦1号艇に乗り、17年の若松ボートレースメモリアルでは地元SG初優出を飾っている。好相性水面でG1復帰戦を迎えるだけに、さっそく大暴れして存在感を見せたいところ。G1初Vを飾るチャンスも十分にありそうだ。