地元クラシックを狙う石渡鉄兵！
石渡鉄兵は9月の江戸川周年で優出2着の活躍。さすがの波乗り巧者ぶりを見せつける一節だった。しかし優勝には手が届かなかったことで、来年の平和島SGボートレースクラシックの出場権獲得とはならず。残り2カ月ほどとなった選考期間内で地元SG切符へ勝負駆けとなる。
石渡は今年一般戦で4V（10月14日時点）をマークしており、あと1、2回優勝できればクラシック切符へ届く。だができれば記念レースで優勝して一気に当確ランプをともしたいところだろう。芦屋周年は16年に優出4着に入った実績のある大会。水面相性は良いだけにV獲りを目指したいところだ。

菊地孝平が9月Fの芦屋で雪辱！
菊地孝平は9月末に芦屋の一般戦に出場。開幕4連勝を飾るなど予選をオール3連対でトップ通過した。しかし準優1号艇でインからプラス01のスリットオーバー。艇界最強のスタート巧者がまさかのフライングを切り、4年以上続いていた連続スタート無事故がストップしてしまった。
あれから約1カ月、菊地が芦屋周年で早くも因縁の当地に再登場する。Fの記憶もさめやらぬなかでの芦屋参戦で、どんなスタートを見せるのか注目だ。芦屋は08年に周年記念で優勝するなど相性は悪くないだけに、結果を残してFの雪辱を果たしたいところだ。

芦屋MB大賞で優出2着の丸野一樹！
丸野一樹は現在賞金ランキング23位（10月14日時点）。2月の近畿地区選で優出4着、6月の桐生周年で優出6着、そして8月のびわこ周年で記念初Vと今年G1優出3回をマークする躍進を見せ、11月のチャレンジカップでSGデビューを飾ることが確実となった。28歳の若武者がこれほどの飛躍を演じると予想した人は少なかったかもしれない。
芦屋周年での結果次第ではグランプリ出場圏内へ上がってくることも可能だ。芦屋では7月のG2MB大賞で優出2着の活躍を見せたばかり。淡水のレース場で好成績を残すことが多い丸野だけに芦屋は相性良好だろう。再び大暴れするのか注目だ。

絶好調の秋山広一が久々のG1参戦！
秋山広一は19年後期勝率6.95をマーク。3月の尼崎戦では約4年4カ月ぶりの優勝も飾るなど活躍を見せ、8期ぶりにA1級へ帰ってきた。その勢いはとどまることなく、20年前期も勝率7.14（10月14日時点）をマークする充実ぶり。特に9月以降は唐津一般戦で優出2着、尼崎一般戦で優出3着、常滑一般戦で優出2着、丸亀一般戦で優出5着と4節連続優出を飾るなどリズムは上昇の一途だ。
そんななか芦屋周年で久々の記念出場機会がやってきた。G1出場は2月の四国地区選以来で今年2回目だ。V争いをかき回す存在となっても不思議ではないだろう。

冬場に強さを見せる前本泰和！
前本泰和が急ピッチでリズムを上げてきた。今年は上半期に苦戦が目立っていたが、8月の宮島お盆レースで優勝して浮上のきっかけをつかむと、9月の大村SGボートレースメモリアルでは優出5着に入る活躍を披露。さらに9月の桐生戦と10月の三国戦で2節連続Vをマークするなど、持ち前の豪快なピンラッシュが戻ってきた。
これまで記念6Vの実績がある前本だが、そのすべてが11月～2月に集中している。冬場に強いだけにこれからさらにリズムを上げてくる可能性大だろう。芦屋は最近6節で5優出1Vと近況好相性の水面。芦屋周年でV争いのカギを握ってくるかもしれない。

桑原悠が芦屋G1連続Vを狙う！
桑原悠は今年2月に芦屋で行われた九州地区選で優勝。準優で5コースまくり、優勝戦で3コースまくりと衝撃的な勝ちっぷりを見せてG1初Vを飾ったのが記憶に新しい。桑原にとって芦屋は最近7節で5優出2Vと相性抜群の水面。今年5月の芦屋一般戦でも4コースまくり差しや6コースまくりを決めるなど豪快な走りを連発していた。芦屋周年でもキレ味鋭いレースを見せてくれることだろう。
桑原は現在賞金ランキング19位（10月14日時点）。グランプリ出場を目指すうえでも重要な意味を持ってくる芦屋周年になる。