兄の龍星を追い、早くもブレークの兆し

早くも覚醒か。18年11月デビューから2年にも満たない123期生の上田紗奈に、躍進の兆しがある。前期は2.59だった勝率が、審査中の2021年前期適用勝率では7日時点で4.93と、ほぼ倍増。7月の住之江ヴィーナスシリーズでデビュー初優出（3着）するなど、大ブレークを予感させる。
兄の上田龍星（117期生）の背中を追い、ボートレース界へ入った。デビューから約1年は苦戦したが、今年2月のびわこ戦で初勝利。その後も随所にセンスあるターンを見せている。今年1月以降の平均スタートもコンマ16と精度が増した。攻めの姿勢が結果にも現れ、不慣れなはずのスロー進入にも器用に対応している。
大村は今回で4節目。まだ勝利はないが、今年1月のヴィーナスシリーズで2着2回と連には絡んだ。今回こそ大村初勝利を目指すと同時に、近況の勢いも存分に発揮したい。