ヴィーナスシリーズ第16戦2020.11.05〜11.10

レース回顧

下克上V！ 西舘果里が差しデビュー初優勝

苦難を乗り越え、極上の喜びをつかんだ。現在B2級の西舘果里が、2コースから差し、2回目の優出で、最高にうれしいデビュー初優勝を飾った。
最終日は晴れ。下げ潮、ホーム向かい風が4メートル吹く中で優勝戦が行われた。進入は枠なりの3対3。スタートがばらつき、②西舘がコンマ16のトップタイミングを決めた。⑥竹井、④落合もダッシュが乗り、④落合がツケマイを仕掛けた。①深川が応戦したものの、ターンでバランスを崩し、その隙を②西舘が的確に差した。②西舘は2Mも冷静に運び、迫る④落合を振り切った。2着は④落合、3着はインで立て直した①深川が入った。
西舘は予選2位通過からのファイナル入り。約2年ぶり2回目の優出で、チャンスをものにした。わずか数カ月前までは引退の危機もあったが、自らの努力、周囲のサポートや応援を支えに、大幅に勝率を上げて苦難を乗り越えたばかり。恩返し、今後の飛躍へ弾みとなる優勝になった。なお、次走は12月7日からの芦屋ヴィーナスシリーズ戦に出場する予定。