復調の兆し！ 地元で機敏に立ち回る

津田に復調の兆しが見えてきた。昨年は序盤から大きく調子を崩し、2020年後期適用勝率は4.95まで落ち込み、B級に降格した。それでも、秋以降にリズムを立て直し、今年からA2級に復帰。7月から適用の2021年後期勝率では2期続けてA2級をキープ。勝率も5.83に戻ってきた。
「スタート勘がなさ過ぎる」。こう苦笑いすることも多いが、その弱点を補う器用なハンドルワークが最大の武器。まくりよりも差しに見どころがあり、特に2コースの立ち回りはうまい。センター、アウトからの2着取り、道中の3着競りも実に粘り強い。
下関データもいい。10年5月のデビュー初優出など優出数は5回（通算29回）。17年1月以降の直近約5年勝率は、5.91で、自身の全場平均を上回る。もちろん出走数も多く、走り慣れた地元ならば十分、優勝争いに加われる。