ヴィーナスシリーズ第17戦

2022.12.07
〜12.12

レース回顧

松本晶恵が巧みに逃げ、約２年ぶりＶ

巧みに持たせた。松本晶恵がインから差しも、まくりも封じて逃げ、20年11月の多摩川オールレディース戦以来、約２年ぶり、通算21回目の優勝を飾った。
最終日は晴れ。緩い追い風が吹く程度で、進入は枠なりに収まった。スタートは全員がコンマ11から14に収まる、ほぼ横一線。②高田がやや伸びたものの、①松本が先手を譲らなかった。②高田はやや流れ、③中村の外マイも封じ、①松本が押し切った。②高田が追走したが、２周２Ｍのターンが流れ、その隙をとらえた③中村が逆転２着。②高田は３着へ後退した。
日替わりで連勝者が出る中、松本は２日目に連勝を飾ってから流れに乗った。その後も予選トップ争いは激しさを増したが、松本が高田ひかるを僅差で上回った。松本は準優12Ｒで際どいスタート攻勢を受けながらも逃走。強敵のそろう優勝戦も丁寧に立ち回った。松本は現在Ａ２級に降級しているものの、来年１月からＡ１級へ復帰。復調のきっかけになり得る貴重な優勝となった。なお、次走は12月26日からのＧ３住之江クイーンズクライマックスシリーズ戦に出場する予定。