勝率アップ顕著！　攻めるコースが魅力

柴田がかつてない快調さで勝率を伸ばしている。今年5月1日以降の勝率は、5.69（8月5日時点）。現在適用中の23年後期勝率4.41よりも、1点以上も上回るペースを保つ。5月の蒲郡ヴィーナスシリーズ戦ではデビュー初優出（4着）を経験。その後もスロー、ダッシュを問わず、見せ場をつくる場面が増えた。
癒やし系の雰囲気はあるが、レースは実に積極的。そのギャップにファンは多い。差しがセオリーのコースよりも、攻めやすい位置の奇数コースで持ち味を発揮している。今年のコース別データでも、インの次に2連対率が高いのは3コース。乗りやすさがあれば、格上を脅かす魅力にあふれる。約4年前、いったんスロー進入を解禁しながらも、再びダッシュ戦でターンを見つめ直した時期もあった。その決断、経験が実を結んできた。
鳴門での1着はまだない。それでも近況の勢いがあれば、待望の白星、予選突破はもちろん、それ以上の活躍も期待が持てる。