地元で躍動！　秋の猛攻へ弾みをつける

藤原がA1級復帰の足場を確実に固めている。審査中の2024年前期適用勝率（5月1日～10月31日）は、6.67。2期前に記録した自己ベストの6.98に次ぐ、高い数字をマークしている。
レースの幅も着実に広がっている。大正大時代、空手の世界チャンピオンに輝いた経歴、大外のスペシャリスト阿波勝哉を師事するなど、「豪快さ」が持ち味ではあるものの、近況は冷静にさばく場面も多い。空手に励んだ当時から培ってきた相手の技を読む力、瞬時の判断力が、レースでも実を結んできた。今年はまだ優勝こそないが、予選の安定感は増した。3月を最後にスタート事故がない点も魅力だ。
女子賞金ランクは19位。11月のレディースチャレンジカップの出場圏内につけ、ベスト12も狙える位置にいる。地元で力走しつつ、今後の猛チャージにつなげたい。（データは9月14日時点）