復調へ前進！　地元で俊敏ターン繰り出す
今井が1歩ずつ、復調への足場を固めている。19年12月、クイーンズクライマックス（徳山）初出場にして衝撃的なG1初優勝を飾って以降、フライングや、調整の苦心が実らずなど大不振に陥っていた。しかし、今年はすでに優出3回。年間優出数の20年3回、21年1回、22年0回、23年4回を見ても〝復活〟の息吹は十分に感じられる。
今井のセールスポイントは、やはりG1初優勝を射止めた時の「まくり差し」。鋭角かつ切れ味満点のターンにファンは多い。その周囲を魅了する鮮やかな旋回も徐々に戻りつつある。
三国は気負いがちになるのか、事故も多いが、19年11月に優勝を飾るなど、一定の実績は残す。振り返れば、19年G1制覇の前の優勝が、同年11月三国のヴィーナスシリーズ戦。験（げん）のいい大会で、再び転機のシリーズとしたい。（データは5月29日時点）