ヴィーナスシリーズ第12戦

2024.08.31
〜09.05

レース回顧

イン快勝！　小野生奈がママになって初優勝

迫力満点の速攻だった。小野生奈がインから力強く逃げ切り、21年9月の大村ヴィーナスシリーズ戦以来、3年ぶり、通算22度目の優勝を飾った。産休復帰後は初、常滑も初優勝になった。
優勝戦は晴れ。ホーム向かい風3メートルで行われた。枠なりの3対3から①小野がコンマ03のトップスタートを踏み込んだ。そのまま、ターンマークを外さず、サイドのかかったターンで一気に抜け出した。差した②三浦が2着。道中で浮上した⑤平高が、⑥大瀧らをさばき、3着に入った。
初日に西岡成美が待機行動違反の減点を受け、その後は小野と三浦永理が予選首位を争った。結果的に、4日目を2、1着にまとめた小野がトップに立ち、優勝へのチャンスを呼び込んだ。23年3月に産休から復帰。その後、優勝戦1号艇が2度あったが、優勝を逃す結果に…。今回、優勝戦の会心スタートは、その悔しさを込めたような気迫、底力だった。今年の女子賞金ランクは77位へ押し上げた。なお、次走は9月12日からの宮島オールレディース戦に出場する予定。