苦境を乗り越え成長！ターンセンス魅力
約2年前、山口は最も好きなレース場は？の問いに「大村です」と即答した。「地元ですし、走りやすい」と声を弾ませた。デビュー当初からターンは豪快。2期目以降は徐々に、その片りんは色濃くなった。22年11月の大村戦で初優出（6着）。〝さあ、ここから〟という後の同年12月、一挙に期別3本のフライング（F）が重なった…。23年は半分以上、実戦から離れた。
23年8月にレースへ復帰。スタートに慎重な一面を見せつつも、毎節舟券に絡んでリズムを立て直した。特に近況の勢いは目覚ましく、今年7月の徳山戦で優出（2着）。8月の大村お盆シリーズでも優出（3着）し、地元格上を相手に、存分に見せ場をつくった。現状、A2級昇格へのペースを保つ。
山口はデビュー地、初1着、初優出も、すべて大村。愛着のある地元で、さらなる成長、飛躍へのきっかけをつかむ。（データは8月28日時点）