片岡恵里が走り慣れた下関で調整力を発揮
同県、同地区の後輩から「恵里ちゃんのおかげで良くなりました」という言葉をよく聞く。本人は「みんなで意見を交換してるだけ」と謙遜するが、プロペラ調整のアドバイスは的確で、舟足を仕上げるノウハウの、周囲からの信頼は厚い。
通算4回の優勝のうち、3回が2コース差し。イン逃げに限らず、差し、まくりなど自在性がある。さらにアウトから格上を破る意外性を兼ね備え、穴党を喜ばすことも多い。下関は走る回数が多く、なおかつ前5年の勝率が6.42と高い。頼れるあねご肌の片岡が、走り慣れた水面で存在感を見せる。