地元G1連続Vを狙う山崎智也！
ボートレース桐生は2016年で開設60周年の節目を迎えた。今年は4月にG1ダイヤモンドカップ、6月にG1周年記念、8月にSGボートレースメモリアルと記念レース3連発で、盛大に還暦のシーズンを祝うことになる。
その第1弾となるG1ダイヤモンドカップを制したのが地元のエース・山崎智也だった。これが桐生で実に通算10個目となる記念タイトル。地元節目のシーズンに自身も節目となる優勝を飾って華を添えた。
次に狙うはもちろん桐生周年のタイトルだろう。もし優勝となれば2年ぶり6回目の地元周年制覇だ。ここで再び結果を残して8月の地元SGにつなげたい。

笠原亮が好相性の桐生でV獲りへ！
近況の笠原亮はあと一歩のツキに見放されている印象だ。今年記念レースを7節走って予選突破が6回という抜群の安定感（5月25日現在）。ただ準優3着が3回を数えるなど、優出は1回にとどまっている。3月のSGボートレースクラシックでは準優で2番手を走りながら、道中で妨害を受けて転覆というレースもあった。調子は悪くないだけに、もう少し運が欲しい近況だ。
桐生周年はこの流れを変える一節にしたい。笠原にとって桐生は昨年4月にG2MB大賞で優勝した水面。かつては桐生新鋭リーグで優勝した経験もあり、当地3Vと好相性だ。リズムを変えるにはもってこいの水面だろう。

健在ぶりを見せる好調の石田政吾！
石田政吾は4月のG1桐生ダイヤモンドカップで優出3着に入る大活躍。1･3･2･2･3･2･2･3着と節間オール3連対の快走を演じ、10年のSGグランプリシリーズ戦以来となる約5年4カ月ぶりの記念優出を果たした。
45歳となった石田だがその強さはまだまだ健在だ。昨年は年間17優出5Vの活躍を見せ、今年もすでに6優出2Vと好調をキープ。5月には下関匠シリーズと鳴門一般戦で2節連続Vを飾るなど、勢いを増している近況だ。
桐生は最近4節連続優出中と好相性の水面。4月のG1ダイヤモンドカップ以上の活躍を見せても不思議ではないだろう。

海野康志郎が飛躍の時を迎える！
海野康志郎に大ブレイクの気配!!今年に入って1月宮島戦、3月徳山戦、5月下関GWレースと早くも優勝3回をマーク。前期は勝率7.52のハイアベレージを残し、G3ウエスタンヤングのドリーム戦1号艇を手にするなど大活躍を見せている。潜在能力が覚醒した印象だ。
やまと学校時代にはリーグ戦勝率6.71の好成績を残し、同期の峰竜太や山田哲也、岡村仁らとともに将来の有望株として注目を集める存在だった。しかしこれまで記念優出ゼロ。出世レースでは一歩出遅れてきた。
28歳を迎えた海野がいよいよ売り出しに入ったか。好リズムで臨む桐生周年で、大仕事をやってのける可能性は低くない。

抜群の水面相性を誇る瓜生正義！
桐生といえば瓜生だ。瓜生正義は10年にSGボートレースダービーを制し、12年にはSGボートレースメモリアルで優勝。当地SG2Vという記録は、山崎智也ですら成し遂げていない偉業だ。
水面相性の良さは最近も変わっていない。一昨年のこの大会では優勝戦1号艇に乗り、昨年の大会でも準優で1号艇の山崎智也を破って優勝戦への切符を手にし、優出3着に入る活躍を見せている。当地記念レース最近8節で6優出2Vという抜群の実績を誇っている。
今年も桐生周年のV争いは瓜生を抜きには語れないだろう。