好相性の丸亀で輝く濱野谷憲吾！
濱野谷憲吾は現在賞金ランキング56位（5月31日時点）。グランプリ戦線からは蚊帳の外といった状況だ。今年SG・G1を8節走って準優出が4回、優出はまだない。関東のファンにとっては寂しい限りだろう。
そんな現状を打破するきっかけにしてほしいのが丸亀周年だ。丸亀では14年にSGオーシャンカップで優出2着の活躍を見せたのが記憶に新しいところ（優勝は吉田拡郎）。また当地前走は昨年10月の丸亀G3企業杯で、4コースまくりで田村隆信や森高一真らを破って優勝している。相性の良い丸亀で結果を残し、グランプリ戦線へ浮上のキッカケとしたい。

丸亀SG優勝2回を誇る池田浩二！
池田浩二にとって丸亀は思い出深い水面だ。03年に当地で行われたグランドチャンピオンでSG初タイトルを獲得。SG9冠の第一歩を踏み出したのが丸亀だった。さらに09年には当地でSGボートレースメモリアルも制覇。準優で5コースまくり差し、優勝戦で3コース差しを決める圧巻の勝ちっぷりを見せ、丸亀SG2回目の優勝を果たしている。
池田は現在賞金ランキング40位（5月31日時点）と出遅れているだけに、そろそろ巻き返し態勢に入りたいところ。好相性の丸亀で反撃の狼煙をあげるのか注目が集まる。

太田和美が丸亀周年3Vの実績！
丸亀周年は1953年に始まり、今年で64回目を迎える。歴代最多優勝記録は"瀬戸の大魔神"こと安岐真人で5回。それに続くのが北原友次で4回だ。中四国地区の歴史的強豪が上位を占めてきた。
そのなかにあって歴代3位の優勝3回を誇るのが太田和美だ。98年、12年、13年と優勝を重ねてきた。12年と13年はいずれも優勝戦1号艇でイン逃げを決めて優勝。大会2連覇を果たしている。
当地相性の良さは近年も変わらず、昨年の丸亀周年でも優出2着の活躍を見せていた（優勝は毒島誠）。今年は歴代2位タイの大会4Vを目指しての参戦になる。

GP出場が見えてきた重成一人！
重成一人は5月の尼崎SGボートレースオールスターで優出2着に入る大活躍。2･2･2･2･2･1･2着のオール2連対で表彰台に立ち、銀メダルを獲得した。SGでは12年グランドチャンピオン以来となる約4年ぶりの優出だった。
この活躍で賞金ランキングも12位（5月31日時点）まで急上昇。5年ぶり2回目のグランプリ出場が一気に射程圏に入ってきた。
そんななか迎える地元周年だ。気合が入らないはずはないだろう。丸亀周年は07年と09年にV歴。7年ぶり3回目の優勝を狙う。

丸亀G1優勝2回で優出100%の山口剛！
丸亀巧者といえば山口剛の名も外せないだろう。08年に当地でG1新鋭王座決定戦を制覇。F2を抱えながら優勝戦でコンマ03を決め、逃げ切って新鋭チャンプの座に就いたレースは語り草だ。さらにその5カ月後にはG1丸亀周年でも優勝。オール3連対の圧勝劇で当地G1連続Vを飾っている。その後も11年の丸亀周年で優出2着に入るなど水面相性は上々。当地G1はこれまで3節走って一度も優出を外したことがない。
山口は5月のG1大村周年で優勝するなど近況好リズム。賞金ランキング15位（5月31日時点）につけている。得意の丸亀で賞金を上積みしてグランプリへの道を切り拓きたい。

篠崎元志が因縁の水面に挑む！
篠崎元志にとって丸亀は因縁の水面だ。13年の丸亀SGボートレースメモリアルで優勝戦フライング。当時SG3節連続優出と絶好調だったが、これにより1年以上もSG戦線（グランプリを除く）から遠ざかることになってしまった。順風満帆の選手生活を送ってきた篠崎にとって唯一の挫折といえるレースかもしれない。
そのあとしばらく丸亀出場がなかったが、今年2月の一般戦で約2年7カ月ぶりに当地参戦。すると1･1･1･1･5･1･1･1･1･1着のピンラッシュで優勝を飾ってみせた。もう嫌な記憶は払拭されただろう。次は丸亀周年で当地記念タイトルを獲りに行く。