芦屋周年3Vを誇る濱野谷憲吾！
芦屋周年の最多優勝記録を持つのは彦坂郁雄で4回。それに続く優勝3回をマークしているのが、岡本義則、芹田信吉、常松拓支、新井敏司、そして濱野谷憲吾だ。
濱野谷は99年に5コースまくり差しで芦屋周年初Vを飾ると、翌00年には5コースまくりで大会2連覇を達成。そして6年後の06年にはオール3連対Vの圧勝で3回目の優勝を成し遂げ、数々の名レーサーに肩を並べる歴代2位タイの記録となった。
今年は13年以来となる3大会ぶりの芦屋周年参戦で、最多タイの4Vを狙うことになる。東都のファンタジスタが得意の芦屋で躍動を見せるのか。

グランプリ当確もリズムに不安の平本真之！
平本真之は現在賞金ランキング4位（8月31日時点）。5月のSGボートレースオールスター優勝で一気にグランプリ初出場を決定的にした。
しかし今年は好調かといわれれば決してそうとは思えない。今年記念レースを13節走っているが成績は1優出1V。実はオールスター以外で一度も優出していないのだ。予選落ちも約半数の6回を数えるなど、なかなか思うような走りはできていない。
年末に向けてそろそろリズムを上げていきたいところ。芦屋は12年の周年記念でG1初Vを飾った思い出の水面だけに、ここで復調のきっかけをつかみたい。

華麗なる復活を遂げる魚谷智之！
魚谷智之が今年は元気だ。6月の蒲郡グランドチャンピオンで約4年ぶりのSG優出を果たすと、8月の桐生SGボートレースメモリアルでも優出6着に入る活躍。40歳の不惑を迎え、かつての輝きを取り戻すような華麗なる復活劇を演じている。賞金ランキングも22位（8月31日時点）まで上がってきており、8年ぶり4回目のグランプリ出場へ勝負駆けの状況となってきた。
魚谷は06年に芦屋でG1ダイヤモンドカップのタイトルを獲ったこともある。当地記念4優出1Vと実績は申し分ない。ベスト18入りへ前進するためにも、結果を残した芦屋周年だ。

芦屋好相性の重成一人がグランプリ当確へ！
四国地区から芦屋周年に参戦するの4人。徳島の烏野賢太と田村隆信、香川の重成一人と森高一真だ。なかでも注目が集まるのは重成だろう。芦屋では新鋭リーグやG3企業杯で優勝するなど通算4Vの実績があり、08年の芦屋周年で優出2着に入ったのをはじめ当地記念優出も3回を数える。好相性の水面で暴れ回る可能性十分だろう。
重成は現在賞金ランキング12位（8月31日時点）。5年ぶり2回目のグランプリ出場がもう手の届きそうなところまできた。この芦屋周年で活躍できれば、一気にベスト18入りへ当確ランプを灯すことも可能だ。

吉田拡郎が今度こそ芦屋記念Vへ！
吉田拡郎ほど芦屋での記念タイトルを渇望している選手は他にいないかもしれない。昨年2月の芦屋周年では惜しくも優出2着の準V。同期の石野貴之にイン逃げを許してタイトル奪取はならなかった。そして昨年11月の芦屋SGチャレンジカップでは優出3着。もし2着ならグランプリ出場権が手に入るという状況で、またしても同期の石野に先着を許して賞金ランキング19位の次点に泣くことになった。あと一歩で栄光を取り逃がす経験を芦屋で2回味わっている。
今度こその思いを秘めて芦屋周年に乗り込む。水面相性は良好なだけに、あとは芦屋の女神を味方につけるのみだ。

一般戦で大暴れ中の渡辺浩司！
福岡93期の渡辺浩司が充実のシーズンを送っている。今年24節走った時点で15優出6Vという活躍ぶり。1着91本で年間最多勝争いにも加わっている。
記念出場は今年まだ3節しかないが、一般戦での大暴れで賞金ランキング46位（8月31日時点）につけている。このあとG1芦屋周年、G1徳山周年、SGボートレースダービーと記念出場機会も控えているだけに、SGチャレンジカップ出場権を狙うチャンスは十分にあるだろう。
渡辺にとって芦屋は14年の九州地区選でG1初優出を飾った水面。この芦屋周年で結果を残してランクアップできれば、ますます夢が膨らんできそうだ。