思い出の地で巻き返す山崎智也！
山崎智也は賞金ランキング8位で3年連続13回目のグランプリ出場が決定。ここ2年はベスト6入りを果たしてトライアル2ndからの出場だったが、今回は初めてトライアル1stから走ることになった。グランプリ連覇に向けて6日間の長い戦いに臨む。
今年の山崎は6月にSGグランドチャンピオンでの優勝があったが、その後は11月までSG・G1を10節走って優出ゼロとリズムに乗れていない。当地では97年にSG初V、06年に周年Vがあり、調子を上げてグランプリに向かいたいところだ。

リズム急上昇中の坪井康晴！
坪井康晴が絶好調モードに入ってきた。3月のSGボートレースクラシックで優勝したあと半年以上も記念優出から遠ざかっていたが、秋に入ってリズム急上昇。10月の徳山周年で優出4着、SGボートレースダービーで優出4着、11月のSGチャレンジカップで優出3着と調子を取り戻してきた。賞金ランキングも4位まで挽回し、グランプリはトライアル2ndから出場できることに。黄金のヘルメット戴冠へしっかり照準を合わせてきている。
唐津はまだ記念優出歴のない水面だが、今の坪井ならV争いに絡んでくる可能性が高いだろう。

太田和美が6年前のリベンジへ！
太田和美は賞金ランキング16位に踏ん張って6年連続9回目のグランプリ出場権を獲得。ただ11月のSGチャレンジカップでフライングを切ってしまい、F持ちでグランプリを戦うことになってしまった。スタートに無理したくない状況になったか。
唐津ではまだ記念V歴なし。10年の唐津周年では1･3･3･1･1･1･1着の大活躍で優勝戦まで勝ち上がったものの、1号艇でイン戦5着に敗れる悔しい思いを味わったことがある。ここでそのリベンジを果たしたいところだ。

重成一人がGPへ弾みをつける！
重成一人は賞金ランキング17位に入り、5年ぶり2回目のグランプリ出場が決定。昨年は四国地区から一人もグランプリ出場者を出せなかったが、今年は重成が面目を施す形となった。
重成が唐津の記念レースを走るのは10年以来で約6年ぶりと久々。この6年間に当地一般戦やG3は6節走り、4優出1Vと上々の成績を残している。水面相性は悪くない。久しぶりに巡ってきた当地記念出場機会に燃えていることだろう。次節のグランプリに弾みをつけるような一節にしたい。

唐津連続Vを目指す白井英治！
白井英治は今年3月のG2唐津モーターボート大賞で優勝。1･1･3･1･1･1･1着のピンラッシュで優出切符を手にし、優勝戦ではインからコンマ00のタッチスタートで逃げ切ってみせた。当地参戦はそのとき以来で約9カ月ぶり。唐津2節連続Vを目指してG1に乗り込む。
白井は賞金ランキング15位に入って2年ぶり4回目のグランプリ出場が決定。2年前は12月の芦屋G2で優勝してリズムを上げ、直後のグランプリで優勝戦1号艇に乗る活躍を見せただけに、今年もこの唐津周年で勢いをつけたいところだ。

深川真二が地元の意地を見せる！
佐賀支部勢にとって今年は厳しい戦いに。グランプリ出場者を一人も出せず、グランプリシリーズ戦にも深川真二ただ一人となってしまった。それだけにこの地元のG1唐津周年ではなんとか意地を見せたいところ。プライドをかけた一節になる。
森永淳や古賀繁輝、上野真之介らにも期待がかかるが、エースを担うのはもちろん深川だろう。賞金ランキング25位でグランプリ初出場を逃した悔しさをここにぶつけたい。10年以来となる2回目の唐津周年制覇を、地元のファンは待ち焦がれている。