住之江のセンター戦で魅せる長田頼宗！
関東地区勢で住之江巧者といえば長田頼宗の名が挙がる。15年に住之江SGグランプリシリーズ戦でオール3連対Vを飾ったのが記憶に新しいところ。G1住之江周年も過去4回走ってすべて予選突破と安定した成績を残している。特に住之江ではセンター戦で好走が目立ち、3コースは当地通算24戦8勝、4コースは28戦6勝と白星量産中だ。
近況は5月の丸亀一般戦で今年2回目の優勝を飾るなどリズム上昇ムード。好相性の住之江で暴れ回りそうな気配十分だろう。

赤岩善生がV争いをにぎわす！
赤岩善生は現在賞金ランキング15位（5月29日時点）。8年ぶり3回目のグランプリ出場に向けて好位置につけている。G1優出2回、一般戦優勝3回と充実の走りを見せている17年シーズンだ。
この住之江周年では大きな賞金の上積みを狙いたいところ。住之江では06年にSGグランプリシリーズ戦で優勝、10年に住之江周年で優出5着、同年グランプリシリーズ戦で優勝戦1号艇に乗って4着、そして昨年2月の住之江周年で優出6着と計4回の記念優出をマークしている。好相性水面なだけに結果を残したい一節だ。

今年ラストのG1に臨む湯川浩司！
湯川浩司にとってはこれが今年最後のG1だ。4月の大村G1ダイヤモンドカップで優勝戦Fを切ったため、この住之江周年のあと鳴門SGグランドチャンピオンを走って30日間のF休みに入り、復帰後6カ月間はG1・G2選出除外になる予定。次にG1を走れるのは早くても来年の1月末だ。
現在賞金ランキング18位（5月29日時点）につけているものの、4年ぶり5回目のグランプリ出場に向けては崖っぷちの状態。地元の住之江周年で結果を残して少しでも賞金の上積みをしておきたい。

一宮稔弘が久々のG1出場に燃える！
四国地区から住之江周年に出場するのは徳島の一宮稔弘と市橋卓士、香川の重成一人と森高一真だ。
一宮は今年2月の四国地区選手権で優出2着に入る活躍。G1出場はその地区選以来で今年2節目と久々だ。昨年は2節、一昨年は1節となかなかG1出場機会が巡ってこない状態だが、近況3期連続A1級キープと調子を取り戻しているだけにこれからチャンスは増えてくるかもしれない。まずはこの住之江周年で結果を残して存在感を見せておきたいところだ。

全場記念制覇を目指す今村豊！
今村豊は4月末に芦屋一般戦で優勝して24場制覇を達成。史上18人目の記録に到達した。今年すでに3Vをマークするなど55歳となった今なお勢いは衰えていない。
今村にとって次なる目標は24場記念制覇かもしれない。全場のSG・G1で優勝するという未だ彦坂郁雄しか記録していない偉業に挑戦してほしいところだ。今村はすでに22場で記念Vを経験しており、これはもちろん現役最多の数字。残すは住之江と芦屋の2場だ。この住之江周年で優勝すれば史上2人目の大記録に王手がかかる。

平田忠則が好相性の住之江で再浮上！
平田忠則が踏ん張りどころだ。今年ここまで6優出3V（5月29日時点）という成績で、一般戦では2月桐生戦、3月若松戦、5月福岡GWレースと3回の優勝をマーク。G2でも5月の秩父宮妃記念杯で優出するなど活躍を見せている。しかしSG・G1は4節走って予選落ちが3回と苦戦。この4節で1着を1本も奪えていない。記念戦線に生き残るためにも立て直しが急務だ。
住之江は03年にG1高松宮記念で優勝するなど相性上々の水面。昨年の高松宮記念でも優出してV戦線をにぎわせた。ここで結果を残して再浮上のきっかけをつかみたい。