桐生順平が史上4人目の連覇へ！
昨年平和島で行われた関東地区選は桐生順平が貫禄V。初日ドリーム戦でまさかの6着大敗を喫するも、2日目以降はオール2連対とさすがの強さを見せて頂点へ。16年に続く3大会ぶり2回目の地区選制覇を果たした。
今年は地元戸田での開催となるだけに断然のV候補筆頭格だろう。14年ヤングダービーと17年戸田周年に続く3回目の地元G1優勝を目指すのみだ。これまで64年もの歴史がある関東地区選だが、2連覇を成し遂げたのは田原淳行、望月重信、中澤和志の3人だけ。桐生が史上4人目の記録に挑む。

雪辱へ戸田地区選Vを目指す毒島誠！
毒島誠はこれまで関東地区選で優出6回の実績。しかし09年は優出3着、10年は優出2着、11年は優出3着、14年は優出2着、15年は優出6着、17年は優出3着とあと一歩で勝ち切れない大会が続き、意外にもまだ関東チャンプの座を手にできていない。
特に惜しかったのが15年の戸田大会で、優勝戦1号艇に乗ったものの須藤博倫の3コースまくりに屈してまさかのイン戦6着に敗れている。今回はその時と同じ"戸田地区選"となるだけに5年前の雪辱を果たしたいところだ。

齊藤仁が地区選5年連続優出を狙う！
2月に行われる全国6地区選手権の優勝者には、3月のSGボートレースクラシックへの出場権が与えられる。今年はクラシックの舞台が平和島となるだけに、東京支部勢は地元SG出場に向けて気合が高まるところだろう。すでに東京勢でクラシック切符を持っているのは濱野谷憲吾、福来剛、若林将、永井彪也の4人。その他の選手は地区選で優勝条件の勝負駆けに臨む。
なかでも楽しみなのは齊藤仁だ。関東地区選は優出7回を誇り、現在4年連続優出中と相性抜群の大会。今年こそ地区選初Vを飾り、6年ぶりのクラシック出場へつなげたい。

昨年の雪辱を期す黒井達矢！
黒井達矢は昨年の関東地区選で予選3位に入る活躍。しかし準優1号艇でインからプラス04のFに散る最悪の結末となった。その後A2級に降格し、記念戦線から長く離れることに。今年の地区選が昨年の地区選以来となるちょうど1年ぶりのG1参戦だ。
黒井は昨年11月の尼崎戦でケガを負って約1カ月半の欠場。復帰した1月の戸田正月レースでも1走目に転覆で帰郷と不運が続いた。しかしその翌節の大村戦で優勝を飾って鮮やかな復活劇を披露。苦難を乗り越えてきた黒井が久々のG1に万全の態勢で臨む。

金子拓矢が2年ぶりの奪還を狙う！
金子拓矢は18年に江戸川で行われた関東地区選でG1初V。約9年ぶり2回目のG1優出で記念初タイトルを手にする躍進を演じた。18年はその後も6月の下関周年で優出4着、9月の地元桐生周年で優出3着に入るなど活躍を披露。このままSG戦線へ飛躍していくかと思われた。
しかし19年はSG・G1を6節走って優出ゼロと苦戦。一般戦でも年間7優出1Vと思うような結果は残せなかった。9期連続A1級と安定した成績を残してはいるが、このところ記念出場機会が減りつつある現状。この地区選が約4カ月ぶりのG1参戦だ。再び存在感を示すためにも地区選は重要な一戦となってくる。

勢いが止まらない永井彪也！
永井彪也の進化が止まらない。昨年9月のヤングダービーでG1初優出初Vを飾って全国区に名を売ると、11月の芦屋周年で早々と2回目のG1優出をマークし、12月のグランプリシリーズではSG初優出を果たして優出2着の準V。若手の登竜門をくぐるやいなや一気に艇界の頂点へと駆け上がろうとしている。今年はSG初Vやグランプリ初出場を狙う一年になってきそうだ。
今年初戦となった江戸川正月レースで優勝して20年は幸先良いスタートを切った。もし地区選を制することになれば、平和島クラシックでのSG初Vへ機運はさらに高まってきそうだ。