ピックアップレーサー

THE GRAND PRIX
2022.12.13
〜12.18

関東4787 椎名豊
椎名豊がまくり速攻で魅せる!
今年のグランプリの特徴は初出場の多さだろう。片岡雅裕、遠藤エミ、磯部誠、上條暢嵩、椎名豊、羽野直也の6人が自身初のグランプリ切符獲得に成功。出場18選手の3分の1を新顔が占めることになった。
なかでも注目したいのは椎名だ。7月の尼崎オーシャンカップでSG初Vを飾り、その後も10月の尼崎周年で優出3着、11月の高松宮記念で優出6着に入るなど活躍。賞金ランキング10位で初出場を決めた。椎名は今年まくりでの1着が21本(11月28日時点)もあり、これはグランプリ出場18人のなかで断トツの数字(2位は遠藤エミの12本)。磨いてきた速攻力という武器がグランプリでも輝きを放つのか。
進入コース別成績
進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
121.4%550.1380.0%16.3%0.0%
216.8%430.1523.2%27.9%11.6%
316.8%430.1237.2%25.5%18.6%
416.0%410.1219.5%29.2%14.6%
513.6%350.1320.0%25.7%22.8%
615.2%390.137.6%15.3%12.8%
東海4524 深谷知博
2年前の雪辱を期す深谷知博!
11月の鳴門SGチャレンジカップは劇的な結末となった。優勝戦6号艇の深谷知博が2マーク大逆転で優勝。賞金3300万円を獲得して賞金ランキングは25位から5位まで急上昇し、2年ぶり2回目のグランプリ出場を決めた。
深谷にとって2年前のグランプリは苦い思い出だ。あのときも賞金ランキング5位でトライアル2ndから出場。初戦2着、2戦目5着で4位につけていた。しかし優出がかかった3戦目に痛恨の転覆。選手責任失格の減点もあってトライアル2nd12位の最下位に沈んだ。今年は雪辱戦だ。大村は20年にボートレースダービーでSG初Vを飾った水面。今度こそグランプリ初優出なるか。
進入コース別成績
進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
122.4%620.1175.8%12.9%3.2%
212.3%340.1329.4%20.5%17.6%
318.8%520.1228.8%23.0%25.0%
417.7%490.1314.2%24.4%20.4%
513.4%370.1516.2%21.6%27.0%
615.2%420.134.7%14.2%14.2%
近畿4502 遠藤エミ
女子初の戦いに挑む遠藤エミ!
女子レーサー史上初のグランプリ出場。遠藤エミが堂々の賞金ランキング13位に入り、歴史の扉を力強くこじ開けた。その一走一走が伝説となる遠藤の大村グランプリ。どんな戦いを見せるのか目が離せない。
遠藤にとって大村は通算8優出5Vを誇る相性抜群の水面だ。16年の大村レディースチャレンジカップでG2初優勝を飾ると、翌17年の大村クイーンズクライマックスでは圧巻の4連勝パーフェクトVでG1初優勝。そして今年3月の大村ボートレースクラシックで女子史上初のSG制覇という偉業を成し遂げた。G2、G1、SGと大村で階段を駆け上がってきた遠藤が、グランプリという最高峰の階段も大村でクリアするのか。
進入コース別成績
進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
121.7%580.1267.2%12.0%8.6%
215.3%410.1326.8%29.2%14.6%
315.7%420.1416.6%38.1%21.4%
416.4%430.1416.2%23.2%20.9%
516.1%430.154.6%16.2%23.2%
614.6%390.175.1%2.5%20.5%
四国4459 片岡雅裕
躍進続く片岡雅裕がGP初陣へ!
片岡雅裕の勢いが止まらない。7月の尼崎オーシャンカップで優出6着、8月の浜名湖ボートレースメモリアルでSG初V、11月の鳴門チャレンジカップで優出5着と、SG最近4大会で3優出をマーク。昨年までSGを14節走って1優出だった片岡が、突如の大躍進で旋風を巻き起こしている。
悠々とグランプリ初出場の切符を獲得し、しかも賞金ランキング3位でトライアル2ndからの参戦に。14年の茅原悠紀以来となるグランプリ初出場初Vをめざす。四国地区勢のグランプリ出場は19年の田村隆信以来3年ぶりで、香川支部勢では17年の森高一真以来で5年ぶり。四国の新星がどんな走りを見せるのか。
進入コース別成績
進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
121.2%570.1370.1%17.5%5.2%
216.7%450.1222.2%42.2%4.4%
314.9%400.1320.0%27.5%17.5%
416.0%430.1120.9%20.9%30.2%
517.5%470.1114.8%19.1%19.1%
613.4%360.155.5%19.4%13.8%
中国3897 白井英治
白井英治が悲願のGP初制覇へ!
白井英治の22年シーズンは記憶に残る戦いの連続だった。優勝戦1号艇で無念の2着に敗れた5月の宮島SGボートレースオールスター。地元下関で気迫の走りを見せて優出2着に入った7月のG2全国ボートレース甲子園。優勝戦で痛恨のフライングに散った8月の浜名湖SGボートレースメモリアル。鬼気迫る走りで地元G1制覇を果たした9月の徳山周年。いくつものシーンが脳裏によみがえってくるほどドラマ満載の一年だった。
そんな一年の締めくくりがグランプリだ。GPは過去9回出場して4優出0V。優出2着が1回、優出3着が3回でまだ頂点には手が届いていない。今年こそ悲願成就なるか。
進入コース別成績
進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
125.2%560.1380.3%5.3%7.1%
219.3%430.1325.5%39.5%9.3%
317.1%380.1223.6%23.6%28.9%
421.1%470.1417.0%31.9%17.0%
512.6%280.153.5%14.2%25.0%
64.5%100.200.0%30.0%0.0%
九州3779 原田幸哉
地元の期待を背負う原田幸哉!
グランプリは86年に創設。これまで36回行われているが、その開催地は住之江30回、平和島4回、戸田1回、福岡1回だ。そして今年、史上5場目のグランプリ開催地に選ばれたのが大村。ボートレース発祥の地にいよいよボートレース最高峰の戦いがやってくる。
そんな歴史的な一戦に地元の長崎支部から原田幸哉が参戦。5月の宮島SGボートレースオールスターで優勝するなど順調に賞金を上積みし、賞金ランキング4位で大一番に駒を進めてきた。原田は昨年も賞金ランキング4位でトライアル2ndから出場したが、6・3・3着の7位で惜しくも優出を逃している。今年は地元ファンの前で優出を果たし、GP初制覇へ挑戦したい。
進入コース別成績
進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
123.2%650.1167.6%15.3%7.6%
216.4%460.1123.9%30.4%13.0%
322.1%620.1124.1%20.9%19.3%
416.7%470.1212.7%17.0%27.6%
511.0%310.103.2%6.4%22.5%
610.3%290.106.9%13.7%17.2%