絶好調の毒島誠がダービー制覇へ照準！
毒島誠の快進撃が止まらない。9月の桐生周年で悲願の地元G1初Vを飾ると、勢いそのままに10月の鳴門周年IN宮島も節間オール3連対Vで圧勝。G1で2節連続Vを飾った。5月の丸亀周年も含めて今年G1優勝3回とし、賞金ランキング3位（10月10日時点）まで上がっている。
グランプリ出場へ悠々と当確ランプを灯し、余裕を持ってSGボートレースダービーに参戦する。毒島にとって浜名湖は、10年に新鋭王座決定戦で優勝した水面。その後も13年と14年の浜名湖周年で優出するなど好相性が続いている。ダービーV候補の最右翼だろう。

仲口博崇がダービー連覇を狙う！
仲口博崇は昨年常滑で行われたSGボートレースダービーで優勝。予備1位から繰り上がりで出場権を得ると、エースモーターを引き当てて快進撃を披露。予選をオール3連対でトップ通過し、準優・優勝戦はインから逃げ切った。SG優出8回目でついに無冠を返上し、42歳で悲願のSG初タイトルを手にしたのが記憶に新しい。
今年は連覇を狙って登場だ。まだ今村豊だけしか達成したことがないダービー2連覇の偉業に挑む。現在賞金ランキング45位（10月10日時点）なだけに、SGチャレンジカップ出場への勝負駆けにもなる。

守田俊介が"予備旋風"を巻き起こす！
守田俊介にとっては幸運だった。SGボートレースダービーの出場権争いに敗れて予備1位だったが、8月のSGボートレースメモリアルで篠崎元志が優勝したことによって繰り上がりで出場権を獲得。3年連続16回目のダービー参戦となった。
現在賞金ランキングは36位（10月10日時点）。もしダービー出場権がなければ、SGチャレンジカップ出場はかなり厳しい状況だっただけに、首の皮一枚つながった格好だ。
昨年のダービーは予備から繰り上がりで出場した仲口博崇が優勝している。今年は守田が"予備旋風"を引き継ぐのか。

四国の期待を一人で背負う中岡正彦！
SGボートレースダービーの出場権争いで四国地区勢は大苦戦を強いられた。田村隆信はA2級降格で権利を失い、今年ブレイクした市橋卓士もあと一歩届かず。重成一人や森高一真らも選考勝率を伸ばせなかった。
そんななか四国全滅の危機を救ったのが中岡正彦だ。一般戦で優出ラッシュの活躍を見せ、選出27位に入って8年ぶり2回目となるダービー出場権を獲得。四国地区からただ一人で参戦する。
中岡のSG出場は13年のグランプリシリーズ以来。約1年10カ月ぶりの大舞台で、四国の期待を背負って大暴れしたい。

白井英治が大逆転のGP出場へ勝負駆け！
白井英治が窮地に立たされている。9月の多摩川戦でフライングを切り、11月16日から30日間のF休みが確定。SGチャレンジカップ出場の可能性がなくなってしまった。
現在賞金ランキングは53位（10月10日現在）。獲得賞金は約2946万円だ。グランプリ出場ボーダーを5000万円と計算すると、まだ2000万円ほど足りない。この差を埋めるためには、G1でVラッシュを飾るか、SGボートレースダービーで優勝に近い結果を残すしか道はない。2年連続4回目のグランプリ出場に向け、白井がダービーで勝負駆けに臨む。

今年ブレイクの松村敏がSG初出場！
今年大きく飛躍した選手の一人が松村敏だろう。以前からスタートの速さには定評があったが、それが今年は記念戦線でも猛威をふるった。2月唐津の九州地区選手権でG1初優出を飾ると、3月の平和島ダイヤモンドカップでG1初Vをマーク。ゼロ台スタートを連発する圧巻の走りで記念初タイトルを手にした。
そんな松村がいよいよボートレースダービーでSGデビューを飾る。初陣でどんなレースを見せるのか注目だ。また現在賞金ランキングは28位（10月10日時点）。SGチャレンジカップ出場権争いでもカギを握る存在となってきそうだ。