絶好調の桐生順平が地元周年初Vへ！
桐生順平が絶好調だ。今年に入って1月の蒲郡戦と桐生戦で連続Vをマーク。するとその翌節にはG1関東地区選手権も勝って3節連続Vに。これがG1選出除外明け初戦で約8カ月ぶりのG1登場だったが、さっそく優勝を飾って華々しいカムバックを遂げた。
そんな好リズムのなか迎える地元の戸田周年だ。V獲りへの期待はいやがうえにも高まる。この戸田周年の直後には大会2連覇がかかるSGボートレースクラシックも控えているだけに、地元周年初制覇を手土産にSG戦線へ向かいたい。

横澤剛治が2年前の雪辱を狙う！
横澤剛治にとって忘れられない記憶として刻まれているのが14年の戸田周年だろう。予選で2･1･1･2･1着とオール2連対の快走を見せ、ぶっちぎりの得点率トップでシリーズリーダーの座に。準優でイン逃げを決めて優勝戦1号艇を手にし、G1初タイトルに王手をかけた。しかし優勝戦では同期の中澤和志に4コース差しを許して2着。無念の準Vに終わった。
戸田の記念レースを走るのはあのとき以来で約2年ぶり。雪辱の思いを胸に、今度こそG1初Vを勝ち取りたい。

戸田周年2連覇を目指す丸岡正典！
14年11月に行われた前回の戸田周年で、頂点に立ったのは丸岡正典だった。予選を2位で通過しながら準優1号艇で2着に終わった丸岡だったが、優勝戦では4コースからコンマ07のトップスタートをぶち込み、一気にまくって快勝。戸田グランプリから戸田プリムローズに名を変えたばかりの新生戸田周年で、優勝者に名を刻んだ。
今年は前回覇者として2連覇を目指しての参戦だ。2月にFを切ったばかりでスタートは無理できないなか、どんなレースを見せるのか注目が集まる。

地区選Vで勢いに乗る三嶌誠司！
四国地区から戸田周年に参戦するのは4人。徳島の田村隆信と興津藍、香川の三嶌誠司と森高一真だ。
なかでも注目を集めるのは三嶌だろう。2月の四国地区選手権で優勝し、約8年4カ月ぶりとなる通算6回目のG1制覇を達成。40代に入ってから記念タイトルには縁がなかったが、47歳でG1優勝を飾って健在ぶりを大いにアピールした。
これでSGボートレースクラシックの権利も手にし、14年オーシャンカップ以来となる約1年8カ月ぶりのSG出場も決まった。この戸田周年でさらにリズムを上げて久々のSGに向かいたい。

山本寛久は隠れた戸田巧者だ！
山本寛久に戸田巧者というイメージはあまりないかもしれない。最近10年間で当地G1を2回しか走っていないのだから無理もない話だ。しかし07年の戸田周年では予選2位通過の大活躍で準優1号艇（3着）に乗り、10年の戸田周年では優勝戦まで勝ち上がって3着という結果を残している。さかのぼれば01年に戸田新鋭リーグで優勝したこともあるのだ。戸田巧者以外のなにものでもないだろう。
約5年ぶりに巡ってきた当地G1出場の機会で、またも大暴れを見せるのか注目したい。

リズムを立て直したい峰竜太！
近況の峰竜太はやや精彩を欠いている印象だ。期初めの11月にフライングを切った影響もあるのか、勝負どころで攻め切れないレースが目につく。12月のグランプリではスリットで後手を踏む展開が目立ってファイナル進出を逃し、年始の唐津正月レースでは準優1号艇でまくられて4着に沈んでいる。1月の唐津周年でも地元ながらゼロ台スタートが0本だった。
なんとかこのリズムを立て直したいところ。戸田は14年のヤングダービーで優勝戦1号艇でFを切った水面。ここで吹っ切れれば調子を取り戻せるはずだ。