今年はSG準優勝戦で、優出まであと一歩が2回あった。またダービーへ初出場を果たし、さらなる進化を遂げている。近況は果敢なコース取りを見せだし、スタイルは変幻自在。2年連続選出時の賞金トップとして臨む。

今年の優勝5回は全て予選トップからのイン逃げで、モーターが仕上がった際の安定感は女子随一。男子トップと戦うことを目標にし、4月常滑G2MB大賞では優出も5着。女子G1タイトルの獲得が待たれる一人。

桐生レディースチャンピオンでは初日連勝発進ながらも本体整備を行い、凡機を仕上げて6年ぶり歴代最多となる4度目の女王に輝いた。今年の優勝はその1回ながら、出場した女子戦の全てで予選突破と円熟の走り。

G2レディースチャレンジカップを制し、最高の形で4年ぶり3回目のクライマックス出場を決めた。イン戦の強さにはかねてから定評があった。また、今年は尼崎のSGオールスターに出場し、SG水神祭も飾っている。

長く優勝から遠ざかっていたが、10月福岡G3オールレディースで約3年ぶりのVを決めた。第3回大会の覇者で昨年は連続出場が途切れる形となったが、見事にカムバック。秋からは優出ラッシュと好調をキープ。

SG出場を目標に掲げた今年、優勝6回をマーク。レディースチャンピオンに選考勝率1位で選出され、10月蒲郡ダービーでは初のSG出場と充実の年に。2コースでの3連対率が高いのも特徴で、うまさに定評がある。

前回大会では4戦パーフェクトV。3月地元で行われたレディースオールスターの準優Fにより、女子戦選出除外の期間があったものの、今年優勝5回。江戸川で初参戦から3節連続Vも話題になった。荒れ水面は強い！

3月レディースオールスターで優勝、7月には自身初の10連勝と好調な1年だったが、10月に痛恨の2節連続F。クライマックスはひと月ぶりの実戦プラス隠れF2のハンデを抱えての登場。スタートがやはり鍵。

ただ1人の大会皆勤賞。クライマックス優勝戦は4、3、4、2着。今年の優勝こそ3月の男女混合戦のみだが、来期適用勝率は女子No.1となる7.71。女子期別勝率トップはこれで8度目と、いまだ衰え知らず。

今年はA2級落ちも経験したが、来期適用勝率は自己最高の7.21。16年平和島大会ファイナルでも見せた「2コースまくり」は健在で、10月住之江オールレディースでは、波に乗るイン大山千広を豪快に沈めた。

16年平和島大会の覇者。地元開催となった8月桐生レディースチャンピオンは準優不良航法で涙をのんだが、続くお盆レースではSGレーサー相手に価値あるV。不安は10月に約7年ぶりに切ったFの影響だろうか。

タイトルにはまだ縁がないが、今年も昨年に続き女子G1・G2で優出。SG初出場となった若松のオーシャンカップで1着を挙げ、同期の三井所尊春らによって水神祭が行われた。今年優出11回ながら優勝0が意外。