今年はSGを2回、G1を3回制する超ハイペース。獲得賞金でも3年前に記録した1億2615万円の自己最高額を現時点で上回り、未知の領域へ。NHKの番組で毒島の毒は漢方の薬と判明、今年は元気薬を振りまく。

瓜生正義に代わり、2015年以降は年間勝率トップの座を占め続け、今年で4年連続トップになりそう。優勝回数も4年連続7回以上。今年は下関と多摩川のG1を制し、SG優出も2回。ターン勝負なら負けない。

1954年(昭和29年)以来、なんと64年ぶりという時代の移ろいを経て開催された今年6月徳山のグランドチャンピオン。レジェンド今村豊でさえチャンスがなかった地元SGVの夢をイン07スタートで実現。

ゴールの瞬間、何度も何度も天にこぶしを突き上げて喜びを爆発させた08年グランプリからちょうど10年。あの時も年間SG2回優勝、今年も3月浜名湖クラシックを勝ち似たペース。85期銀河系からただ1人参戦。

今年5月尼崎オールスターでは、カドから飛び出した地元・吉川元浩を封じてイン快勝し、2010年のグランプリ以来、約7年半ぶり、2回目のSG制覇。操縦の教科書に載ってもおかしくない巧みなライン取りが魅力。

節イチ足宣言で臨んだ10月蒲郡ナイターのダービーでは、イン快勝して3年ぶり2回目のダービー王に。今年は9月のびわこ周年も制し、記念レース2回優出で2回優勝という効率の良さ。抽選運さえ良ければ腕生きる。

11月末時点での今年優勝8回は単独トップをひた走っている。その8回の中には福岡周年と尼崎周年が含まれ、ともに5コースまくり差しの万穴だった。2007年福岡のグランプリで頂点に立った男が再び全開モード。

2010年の浜名湖オールスターでSG初優勝し、初めて年間獲得賞金1億円の大台に乗せた。それ以降、SGで8回優出したが中間着止まりだった。岡崎の強みは外からでも行けること。G1以上の優勝3回は全て外。

芦屋のチャレンジカップが始まる直前は獲得賞金41位にいたが、そこで快速機を引き節イチモード。見事イン快勝し、SG初優勝で賞金9位に急浮上した。準優の勝ちタイム1分44秒4は出力低減モーターのレコード。

今年は2月徳山周年と10月戸田周年をともにイン逃げで勝ち、2005年以来のG1戦2勝。13年前のその年にはクラシックも勝っていて年間獲得賞金1億円超えだった。ターンは文句なしで、あとはモーター抽選。

昨年のグランプリは2枠1回、1枠3回と枠運も良く、優勝戦インから快勝。埼玉支部に初の栄冠をもたらすとともに、自身初の2億円超えを達成した。住之江のファンの歓声は全部自分への声援と思い頑張る、と連覇へ。

昨年まで3年連続でSGを制していて、2016年と2017年はSG2冠ずつ。今年はSG優出3回、G1も優出3回ながら、それぞれ優勝できずにここまで来た。地元勢は太田和美と2人だけの今年、やるしかない。

芦屋チャレンジカップ直前には、上と98万円差の賞金19位にいた。5日目の準優では2着までに入って優出するか、最終日勝負になるか瀬戸際だったが、強烈なピット離れでイン奪取し勝負駆け成功。9年ぶり大舞台。

8年ぶりのグランプリ出場で本人もうれしそう。過去に11回出場して半分以上の6回で優出、1号艇の時も2回あったが栄冠には届かず…。今年は10月当地高松宮記念を含めG1で2回優勝。1億円超え11回の男。

今年の1月は選手生活初のA2級で始まった。その前の期のF2が響いたのだが、今年は結局SGとG1を計8節しか走れなかった。それでもG1とG2を制し、この位置に。1998年にはグランプリVで2億円到達。

今年は一般戦も含めて優勝ゼロ、それでもG1優出3回が利いて18位以内を3年連続でキープ。今年1月からの平均スタート11はA1級選手の中で断然1位。住之江は15年前の一般戦で優勝が1回あるだけだが…。

2011年にはグランプリ、オールスター、ダービーを制し2億5085万円で賞金トップ。2013年にもグランプリを制し、我が世の春を謳歌(おうか)していた。今年はSG優出1回、G1優出4回で積み上げた。

11月から12月中旬までF休み、チャレンジカップ出場組がどこまで稼ぐか待つだけの身だったが、ぎりぎり18位で5年ぶり2回目のグランプリ出場。5月尼崎のオールスターで優出2着が利いた。シリーズはV経験。