• 毒島誠は昨年、SG2冠、G1も3回制し、デビューから16年目で自身最高の1億9277万円を稼ぎ出し、峰竜太の2億292万円に次いで2位だった。今年も毒島は同じくSG2冠、G1は未勝利だが11月末時点で1億5000万円超え。グランプリを勝てば自身初の2億円突破になる。今年は大村のSGボートレースメモリアルでナイターSG5冠、桐生のチャレンジカップでは、SG戦52回大会連続出場と記録づくしだ。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    128.3%700.1377.1%11.4%4.3%
    217.0%420.1621.4%31.0%7.1%
    319.8%490.1420.4%32.7%20.4%
    416.2%400.1510.0%27.5%30.0%
    511.3%280.1610.7%21.4%21.4%
    67.3%180.150.0%27.8%27.8%
  • 12年前の2007年が吉川元浩のベストイヤーだった。この年、吉川は福岡で開催されたグランプリを制しSG初優勝、G1も2回制し賞金は1億8148万円で生涯最高。以後1億円オーバーは今年を含めて3回あったが、2000万円台や3000万円台の年も3回あり、好・不調の波があった。47歳となった今年、3月戸田、5月福岡とSG連覇。衰えるどころか、なお進歩がある自分に驚きを感じ、まだまだ未来に夢を抱いている。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    126.1%590.1271.2%11.9%6.8%
    216.4%370.1624.3%18.9%24.3%
    317.7%400.1220.0%25.0%32.5%
    418.1%410.1422.0%22.0%26.8%
    511.9%270.1411.1%7.4%22.2%
    69.7%220.150.0%22.7%31.8%
  • 6年連続のSGグランプリ出場は、この石野貴之と桐生順平の2人だけ。居並ぶ強豪たちでも、毎年毎年勝ち抜くのがいかに大変かを示す事実だ。石野も2010年にオーシャンカップでSG初制覇の後は3年間グランプリに出場できなかったが、2014年以降は連続出場。この6年間だけでも6個のSGを制覇。今年も夏までは賞金45位前後にいたが、11月桐生SGチャレンジカップを射止め、とうとう賞金3位に躍り出た。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    123.6%570.1477.2%5.3%10.5%
    216.9%410.1626.8%34.1%12.2%
    320.7%500.1526.0%30.0%12.0%
    417.4%420.1419.0%23.8%16.7%
    511.6%280.193.6%21.4%7.1%
    69.9%240.160.0%8.3%25.0%
  • 今年で3年連続6回目のSGグランプリ出場となる峰竜太。2年前の2017年に丸亀オーシャンカップでSG初優勝し、その年の賞金ランキング2位(1位は桐生順平)になり、翌2018年に住之江でSGグランプリをうれし涙で制し、賞金も自身初の2億円超えで名実ともにボート界のトップに立った。今年を含め3年連続1億円レーサー、年間勝率は今年を含め5年連続1位。F休み明け参戦とはいえ究極のターンが見もの。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    130.4%750.1284.0%6.7%4.0%
    220.2%500.1342.0%24.0%16.0%
    315.4%380.1234.2%44.7%15.8%
    417.8%440.1318.2%34.1%25.0%
    510.5%260.1123.1%23.1%19.2%
    65.7%140.117.1%14.3%21.4%
  • 桐生順平は今年で6年連続6回目のSGグランプリ出場。5年前の2014年に地元戸田のヤングダービーでG1初優勝(3艇F)した年以来、途切れることなく最高峰レースに出続けている。年間賞金ランキングも2014年の15位以来、9位(クラシックV)、4位、1位(クラシックとグランプリV)、6位、5位(今年)と安定感は抜群。6月当地G1太閤賞で優勝し、「もっと強くなって12月に帰ってきます」の言葉を実行。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    124.3%560.1569.6%16.1%5.4%
    217.4%400.1530.0%42.5%17.5%
    315.7%360.1627.8%22.2%22.2%
    420.0%460.1517.4%32.6%21.7%
    515.2%350.1414.3%31.4%25.7%
    67.4%170.175.9%5.9%29.4%
  • 瓜生正義のSGグランプリ出場は3年ぶり。前回2016年は福岡のSGボートレースダービー、さらにG1戦2回優勝でグランプリに臨み、住之江開催で見事イン速攻を決めた。この2016年は2億1373万円を稼ぎ出し、自身初の賞金1位に輝いた。過去に1ケタ順位は9回あったが…。それからF2による出走回数不足でのA2級落ちなど、雌伏の2年間を経て再び最高の舞台に。今年は常滑オーシャンカップでSG10冠を達成。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    123.7%590.1367.8%27.1%3.4%
    215.7%390.1625.6%41.0%17.9%
    316.9%420.1823.8%23.8%16.7%
    418.1%450.1517.8%26.7%11.1%
    516.1%400.1512.5%15.0%22.5%
    69.6%240.184.2%4.2%29.2%
  • 柳沢一は2007年の江戸川モーターボート大賞でG1を初制覇。その年の賞金は3543万円で72位だった。その後6年間はG1優勝がなかったが、2014年からの4年間で3回G1を勝った。それでもランキングは40位~50位台のシリーズ戦止まり。しかし、昨年はSG優出1回で賞金ランキング28位まで浮上し、足場を固めた。今年は6月多摩川のグランドチャンピオンで、とうとうSG初優勝を達成し夢のグランプリ初出場。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    122.0%620.1277.4%11.3%4.8%
    215.2%430.1320.9%27.9%18.6%
    318.8%530.1324.5%24.5%18.9%
    414.9%420.1316.7%9.5%19.0%
    518.1%510.139.8%19.6%19.6%
    611.0%310.1212.9%12.9%16.1%
  • SG通算優勝6回を誇る井口佳典、11年前の2008年には平和島のSGボートレースオールスターと住之江のSGグランプリを30歳と31歳で制し、年間賞金は1億9435万円に達した。それでも賞金1位は2億円オーバーの松井繁(SG2冠、G1戦4優勝)だった。以来、1ケタ台の順位は7回ある超強豪だが、年間賞金1位はまだ。今年は1月蒲郡周年V後にペースダウンしたが、11月桐生SGチャレンジカップで2着と上昇。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    123.4%570.1575.4%8.8%5.3%
    216.4%400.1617.5%42.5%12.5%
    316.4%400.1617.5%35.0%20.0%
    418.9%460.156.5%23.9%17.4%
    514.3%350.1214.3%22.9%25.7%
    610.7%260.147.7%11.5%34.6%
  • G1通算優出10回(当時)を数えながら優勝できず、悔しさを抱いていた馬場貴也、しかし昨年11月の芦屋SGチャレンジカップで運命は一転。好モーターを仕上げ、イン先マイから2コース峰竜太の差しをバック外伸びで振り切りSG初優出初優勝の快挙達成。この節の前検日は賞金40位台だったが、結局9位まで急浮上し大逆転のSGグランプリ初出場。そして、トライアル1stでも2連勝した。2年連続グランプリ出場の今年だ。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    124.1%740.1485.1%8.1%2.7%
    217.6%540.1537.0%25.9%11.1%
    315.3%470.1419.1%19.1%27.7%
    416.6%510.1525.5%31.4%11.8%
    513.0%400.187.5%25.0%20.0%
    613.4%410.187.3%12.2%12.2%
  • 白井英治は6月多摩川のSGグランドチャンピオン準優でF。このペナルティーによって主戦場が一般戦に変わったが、10月下関~常滑で15連勝、そして再び11月若松~戸田で16連勝と、完全優勝2回を含めて恐ろしいほどの1着攻勢、気落ちなどみじんも感じられなかった。白井は2014年若松ボートレースメモリアルでSG初優勝、あのときも3日目に落水(-5点)があったのに優勝戦00スタート。逆境になるほど強い。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    128.4%780.1185.9%9.0%2.6%
    220.0%550.1536.4%36.4%14.5%
    321.1%580.1444.8%24.1%15.5%
    420.4%560.1630.4%28.6%14.3%
    58.0%220.1413.6%27.3%22.7%
    62.2%60.080.0%50.0%0.0%
  • 田村隆信は2014年以来、5年ぶりのSGグランプリ出場。その年はからつG1周年でイン峰竜太を3コースからまくり差しで破って勝った好レースはあったが、主な勝ち星はそれだけ。田村といえば今から15年前の2004年、SGオーシャンカップとSGチャレンジカップを制して、初めて1億円レーサーの仲間入りをした年が強烈な印象を残している。今年は10月以降に鳴門と蒲郡の両G1、平和島PG1のBBCトーナメントV。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    121.4%560.1380.4%8.9%5.4%
    217.2%450.1422.2%37.8%22.2%
    318.3%480.1627.1%22.9%20.8%
    419.1%500.1416.0%22.0%28.0%
    514.9%390.1512.8%28.2%17.9%
    69.2%240.200.0%12.5%20.8%
  • 11月にデビューから丸25年が経った徳増秀樹。待ちに待ったSGグランプリへの初出場がやってきた。今年は賞金7000万円台で自己新記録達成。過去最高は6年前、2013年の6062万円で、6月にG1尼崎周年を制し、11月と12月にSG優勝戦2着が2回、一般戦を含めると優勝8回の年だった。今年もSGで優出2回。桐生のSGチャレンジカップでは初日にまくって通算2000勝。「イン逃げじゃなくてよかった」と。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    121.3%630.1388.9%7.9%1.6%
    218.2%540.1229.6%37.0%9.3%
    321.6%640.1314.1%40.6%20.3%
    419.6%580.1236.2%20.7%13.8%
    514.9%440.129.1%25.0%9.1%
    64.4%130.120.0%7.7%7.7%
  • 菊地孝平は4年連続8回目のSGグランプリ出場。2016年~2018年にかけては3年連続でグランプリ優勝戦に乗っているが3、4、5着。2014年には2着(V茅原悠紀)があったが、まだ優勝はない。菊地はその2014年にSGオールスターとグランドチャンピオンを制し、ただ一度だけ年間獲得賞金1位になったことがある。2位の茅原とは約260万円差だった。今年は2月地区選を制したほかは、SG優出2着が主な戦績。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    120.8%570.1173.7%17.5%3.5%
    215.0%410.1012.2%34.1%31.7%
    319.7%540.1120.4%20.4%16.7%
    418.2%500.1116.0%12.0%26.0%
    519.0%520.129.6%11.5%17.3%
    67.3%200.1115.0%5.0%15.0%
  • SG優勝7回を誇る太田和美、そのSG初優勝は1998年住之江のグランプリだった。まだ25歳だった太田が岡本慎治、西島義則、江口晃生、松井繁らの深い進入を横目に5カドから電撃まくりを決めてのヒーロー誕生だった。あれからもうすぐ21年、今年の太田は6月多摩川のSGグランドチャンピオンで優出3着、10月ころには「年末へこの1カ月ぐらいが勝負」と思っていたが、11月の芦屋G1周年を制し2年連続11回目のグランプリ。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    124.0%630.1660.3%19.0%4.8%
    216.7%440.1520.5%27.3%13.6%
    315.2%400.1430.0%30.0%5.0%
    418.6%490.1512.2%28.6%20.4%
    513.3%350.155.7%17.1%14.3%
    612.2%320.153.1%15.6%15.6%
  • 今年は2月と4月のG1常滑周年を連覇し、7月常滑のSGオーシャンカップでも優出5着の池田浩二。整備の成功率の高さと速攻がすごかった。常滑で池田が乗ったモーターは、その後もほとんどのモーターが上位足を維持した。池田は10月14日のG1若松周年で落水し途中帰郷後は、10月児島のSGボートレースダービーも、11月桐生のSGチャレンジカップも公傷により欠場。貴重なグランプリ出場権を持つだけに、元気な出場を祈るのみ。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    126.7%620.1182.3%14.5%1.6%
    214.2%330.1236.4%15.2%27.3%
    315.5%360.1219.4%27.8%36.1%
    418.5%430.1127.9%23.3%32.6%
    514.7%340.1429.4%17.6%17.6%
    69.9%230.150.0%13.0%17.4%
  • SGグランプリ出場は14回目の今垣光太郎、メンバーのうち最多出場となる。SG優勝は9回だが、グランプリVはまだない。今垣は過去8回、年間獲得賞金が1億円を超えており、1999年には児島ボートレースクラシック、平和島チャレンジカップとSG2冠、G1も1回制して2億1360万円の自己最高額をマークした。今年は4月宮島のプレミアムG1マスターズチャンピオン、7月浜名湖のG2全国モーターボート甲子園で優勝と好調。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    122.6%620.1472.6%14.5%6.5%
    216.1%440.1722.7%31.8%11.4%
    315.7%430.1534.9%18.6%18.6%
    424.1%660.1613.6%25.8%22.7%
    515.7%430.1914.0%14.0%20.9%
    65.8%160.196.3%6.3%25.0%
  • 平本真之がSGグランプリに出場するのは2016年以来、3年ぶり2回目。2014年に平和島開催のグランプリシリーズでSG初優勝をした平本は、その2年後の2016年に尼崎SGボートレースオールスターを制し、この年に初めてグランプリに出てトライアル1stで敗れた。今年の平本真之は5月福岡SGボートレースオールスター優出4着、そして11月桐生SGチャレンジカップ優出4着。最後の最後で賞金21位から17位に。課題はモーター出し。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    122.4%590.1374.6%11.9%5.1%
    214.8%390.1625.6%33.3%15.4%
    316.7%440.1425.0%31.8%15.9%
    414.4%380.145.3%31.6%36.8%
    516.3%430.1430.2%23.3%14.0%
    615.2%400.147.5%7.5%7.5%
  • 茅原悠紀が平和島開催のSGグランプリを制してから、いつの間にか5年になる。一瞬まくり差しで先頭と思えた菊地孝平の内を大外からの差しで突き抜けたのがあまりにも鮮烈すぎて、時の経過を忘れるほどだ。今年の茅原は10月地元児島開催のSGボートレースダービーにかけていたが、残念無念の予選敗退。11月桐生のSGチャレンジカップは準優で敗退したが、それでも賞金18位でぎりぎり残った。この結果を吉として一発行きたい。
    進入コース別成績
    進入コース進入率出走回数平均ST1着率2着率3着率
    121.8%630.1465.1%14.3%7.9%
    214.5%420.1421.4%23.8%14.3%
    317.0%490.1314.3%38.8%20.4%
    418.7%540.137.4%20.4%27.8%
    514.9%430.1611.6%32.6%18.6%
    613.1%380.165.3%13.2%21.1%