2回目のG1優出を狙う前沢丈史！
前沢丈史が充実の走りを見せている。2月の丸亀戦と3月江戸川戦で優勝するなど今年4優出2Vの活躍。前期は勝率7.16で3期ぶりに7点勝率をマークした。この勢いでG1戦線でも結果を残したいところだ。
大崩れの少ない走りを武器に近況13期連続A1級と抜群の安定感を誇っており、記念戦線でいつブレイクしても不思議ではない存在だろう。住之江は近況4節連続優出中と好相性なだけに、ここで大暴れを見せる可能性も十分だ。昨年2月の関東地区選に続く2回目のG1優出を狙いたい。

新田雄史が好相性の住之江で魅せる！
新田雄史は住之江通算5優出2Vの実績。17年の年末にはSGグランプリシリーズ戦でオール3連対Vを飾り、18年の年末にはSGグランプリでトライアル1st敗退となったあとグランプリシリーズ戦に回って優出2着とV争いを沸かせた。住之江巧者というイメージがつき始めた印象の近年だ。
新田は現在賞金ランキング23位（5月30日時点）という位置。1月に芦屋周年と江戸川周年で連続優出して好スタートを切ったが、その後なかなか結果を残せずベスト18圏外まで下がってきた。今が踏ん張りどころの状況。好相性の住之江で再浮上を狙いたい。

丸岡正典が約2カ月ぶりに復帰！
丸岡正典が帰ってきた。3月の戸田SGボートレースクラシックで不運な転覆を喫して負傷帰郷し、そこから約2カ月間の欠場を強いられていたが、5月末の蒲郡戦で待望のカムバック。復帰初戦での優出こそならなかったが、節間4勝をマークして元気な姿を見せた。
丸岡は2月に住之江で行われたG1近畿地区選で優勝。今回の住之江周年は当地G1連続Vをかけて臨むことになる。長期離脱で賞金ランキングは141位（5月30日時点）まで下がってしまったが、ここからの巻き返しを大いに期待したい。

中村晃朋がG1初準優出を目指す！
現在A1級の中村晃朋だが、前期勝率6.20で惜しくも勝負駆けに失敗し、7月からA2級へ逆戻りすることが決まってしまった。今年ここまで優出は4月の福岡ルーキーシリーズの1回だけ。リズムを立て直して来年のA1級復帰を目指したいところだ。
G1出場はこれが5回目。過去4回は髄所に見せ場を作ったもののいずれも予選落ちに終わっている。住之江は前走昨年9月の一般戦で石野貴之や深谷知博らとV争いを演じて優出3着の好走を見せていた水面だけに、自信を持ってG1初準優出を狙いたい。

リズム上昇ムードの寺田祥！
寺田祥が反撃態勢に入ってきた。今年の寺田はまだ記念優出ゼロと波に乗り切れず、賞金ランキングも49位（5月30日時点）に沈んでいる状態。しかし5月の徳山GWレースと若松一般戦で連続Vを飾り、SGボートレースオールスターでも節間4勝を挙げるなど令和の新時代に入ってリズムを上げてきた。
住之江では昨年10月のG1高松宮記念で優出3着に入るなど記念7優出の好実績。住之江周年も03、05、06、11年と4回優出した経験を持つ。寺田らしい軽快な走りでV戦線を沸かせるはずだ。

昨年3着の平田忠則がV取りへ！
昨年の住之江周年は平尾崇典が優勝。6コースからコンマ04の弾丸ショットでまくり切り、大波乱を演出して栄冠を手にした。そのレースで3連単6万円台の大穴に貢献した選手の一人が平田忠則だ。まくられながらも4コースから巧みに立て直して3着に入線。価値ある連絡みを果たした。
平田は住之江記念3優出の実績。03年には当地G1高松宮記念で3コースまくりを決めて優勝したこともある。今年6優出と近況リズム上々の平田が、好相性の住之江で今回もV争いをにぎわしてくれそうだ。