長田頼宗が東都の新エースへ！
長田頼宗は1月のG1平和島周年で優勝。5カドからまくって豪快に頂点を射止め、地元ファンから喝采を浴びた。これが15年のSGグランプリシリーズ戦に続く2つ目の記念タイトル。悲願のG1初Vとなった。
長田のG1制覇はしばらく低迷が続いている東京支部に明るい光を射す話題に。もし長田が地区選でも結果を残すようなら、"東都の新エース"という呼び名が自然と定着していくことだろう。地区選は15年の戸田大会で優出3着の実績がある。関東チャンプの座を手にしてグランプリ初出場を狙うステップとしたい。

地区選2連覇に挑む江口晃生！
昨年の関東地区選を制したのは江口晃生だった。地元桐生で強さを見せつけてオール3連対Vの圧勝劇。2着に山崎智也、3着に毒島誠、4着に秋山直之と同支部の後輩を引き連れてVゴールを駆け抜けた。地区選制覇は95年以来で実に22大会ぶり。52歳で関東チャンプ奪還を成し遂げた。
今年は大会2連覇をかけて江戸川に乗り込む。近況も1月のG1平和島周年で優出2着の活躍を見せるなどリズムは上々だ。田原淳行、望月重信、中澤和志に続く史上4人目の関東地区選2連覇も夢ではないだろう。

2年ぶりの地区選Vを狙う桐生順平！
関東地区選のV候補筆頭は桐生順平で揺るぎない。グランプリウィナーが底力を見せるのか注目が集まる。桐生は16年の多摩川大会で地区選V歴。4コースからコンマ01の弾丸ショットでまくり差しを決めて優勝したのが記憶に新しい。今回は2大会ぶりの奪還を狙う戦いだ。
ただ水面にやや不安がある。江戸川は過去6節走って1優出0Vで、最近2節連続で途中帰郷するなど相性は良くない。約4年4カ月ぶりと久々の江戸川参戦で、鬼門をいかに攻略するのか目が離せない。

椎名豊がG1初タイトルへ射程圏！
いま注目度うなぎのぼりの若手が群馬113期の椎名豊だ。昨年9月のヤングダービーでG1初優出をマークすると、昨年11月の福岡周年では予選4位に入って争いをにぎわす活躍。そして今年1月の平和島周年では予選トップ通過の快走を演じ、準優6着で優出こそ逃したものの鮮烈なインパクトを与えた。
もはやいつG1タイトルを取っても不思議ではない存在だろう。ここ2年連続で関東トップルーキーに選ばれている逸材が、関東地区選でスター候補から真のスターへと階段を駆け上がるのか。

江戸川巧者の中田竜太に注目！
今年の関東地区選は江戸川が舞台。ならば中田竜太がV有力候補に名乗りをあげてくるだろう。中田は14年の江戸川周年で優勝戦1号艇（2着）に乗る快走を演じ、翌15年の江戸川周年でも優出3着に入る活躍。さらに16年6月の江戸川モーターボート大賞では予選トップ通過と、当地で幾度もV争いを沸かせてきた。波乗りの技術は天下一品だ。
地区選は15年の地元戸田大会で優出2着の実績がある。今度こそ関東チャンプ初戴冠なるか。

土屋智則が江戸川G1連覇へ！
土屋智則は昨年6月に行われた江戸川周年の覇者。優勝戦で2コースまくりを決め、節間オール3連対でG1初タイトルを手にした。江戸川では16年のモーターボート大賞で優出2着に入った実績もあり、当地最近5節で4優出2Vという抜群の成績。好相性水面で地区選初制覇を狙っていることだろう。
近況の土屋は1月の唐津周年で3コースまくり差しを決めて7万円券、昨年12月の芦屋周年で5コースまくり差しを決めて3万円券と高配当提供の快走が光る。地区選でも穴をあけるのか注目だ。