山川美由紀が史上最多の大会4度目V達成

見事に偉業を達成した。山川美由紀がインから寺田千恵の差しをぎりぎり封じて逃げ、レディースチャンピオン最多4回目の優勝を飾った。17年3月の丸亀オールレディース戦以来、今年は初、通算78回目の優勝となった。
優勝戦は横風が1メートル程度、進入は枠なりの3対3で収まった。①山川はコンマ06のトップスタートを決めた。しかし、②寺田が同11と食い下がり、1Mは一瞬、攻めに出るアクションを見せた。これに反応した①山川のイン先マイは流れ気味に。素早く差しに変化した②寺田が迫った。バックは②寺田のへ先が入りかけたが、パワーの差で①山川が振り切った。②寺田は惜しくも2番手まで。混戦の3着争いは⑥廣中が2周1Mで握って抜け出した。
①山川は予選トップ通過からの王道V。しかも20代だった96年戸田、30代だった01年多摩川、40代だった12年若松に続き、今回、51歳での優勝を飾る快挙達成で、自身が持つ大会最年長V記録も更新した。山川の次走は8月10日からの徳山G3オールレディース戦に出場する予定。