富樫麗加がF多発を乗り越えA2勝負駆け

待望のA2級入りへ、勝負できる位置まで流れを立て直した。16日現在、審査中の2019年前期適用勝率は5.36。A2級昇格の想定ボーダー近辺まで数字を押し上げた。
デビュー当初から有名女子大卒のお嬢さまレーサーとして脚光を浴びた。話題を集めつつ、冷静なさばきを身につけ、17年5月の下関戦ではデビュー初優出初優勝。最も不利な6コースから勝つ勝負強さを発揮した。さあ、これから。そう思われたわずか数カ月後に立て続けにフライングを3本も切った。罰則で180日間もの休みを余儀なくされた。
今年3月に実戦に復帰。徐々にレース勘を取り戻し、今期は予選突破も増えてきた。デビューは平和島ながら東京3場で最も出走数が多いのが多摩川。練習を積み重ねた地で、現B2級からの飛び級勝負駆けに挑む。