勝率自己ベストペース！ A2級昇格も視野

黒澤が着実に地力をつけている。6日時点の2022年後期適用勝率（審査期間：昨年11月1日～今年4月30日）は、5.35。現在適用の5.02を上回り、自己ベスト更新は濃厚。まだ初のA2級昇格の望みも残している。
逆境を乗り越え、成長してきた。デビュー直後から事故の多さに苦しみ、約2年前までは勝率不足で選手会による退会勧告の危機もあった。その渦中、20年3月の若松でデビュー初優出するなど土壇場の逆襲で苦境を切り抜けた。その後は調整、ターンの鍛錬を積み、勝率は5点台まで上昇。特に今年1月以降は格段に1着数が増加した。インで的確に運び、ほかのコースでも、随所に見どころのあるターンが多くなった。
19年以降、平和島女子レースは、4節すべて準優入り。待望の地元優出に加え、A2級ボーダーに届く勝率アップの期待もできる。