ヴィーナスシリーズ第9戦

2022.08.17
〜08.22

レース回顧

倉持莉々が差し切りV！賞金15位へ浮上

展開を読み切った。倉持莉々が内側の動きの応じた3コース差しを決め、1月の徳山男女ダブル優勝戦以来、今年も通算でも2回目の優勝を飾った。
優勝戦はくもり、緩い横風で行われた。進入は枠なりながらも④香川がスローに舟を向けた4対2で並んだ。①宇野がコンマ07のスタートを決めたが、それよりも前にいたのが3選手もいた。同02のトップタイミングを踏み込んだ②大山が先まくりに出たが、ターンは流れ気味。伸び返した①宇野もターンマークを外し、③倉持がミスなく、冷静に差し込んだ。①宇野は2Mで差し返しを狙ったものの、強引に運んだ⑤上田と接触。不利を受ける形で後退した。外を回った②大山が2着。道中追い上げた④香川が3着に入った。
倉持はわずかなチャンスを逃さなかった。宇野、大山がシリーズを引っ張り、特に宇野は1着を量産。スタートもいつものように安定していた。優勝戦も流れは内枠優勢だったが、この両者のもつれに冷静に対処した。倉持の今年の女子賞金は15位へ浮上した。なお、次走は8月30日からの鳴門ヴィーナスシリーズ戦に出場する予定。