ヴィーナスシリーズ第21戦

2024.02.27
〜03.03

レース回顧

まくり成功！犬童千秋が11年5カ月ぶりV

積極策が見事にはまった。犬童千秋が4コースのカドから果敢にまくり、12年10月三国女子リーグ戦のデビュー初優勝以来、通算2回目の優勝を飾った。
最終日は序盤強めの向かい風だったが、終盤に変化。優勝戦は追い風1メートルで行われた。枠なりの3対3からダッシュ勢のスタートが優勢。③新田がコンマ27と後手に回り、④犬童がカドから攻め込み、このまくりが届いた。①山下は引き波にのみ込まれ、展開を巧みにとらえた⑥平川が2着に浮上。差した②金田が3着に入り、3連単は5万円に迫るビッグ配当になった。
初日連勝スタートだった山下が予選4勝を挙げて予選をトップ通過。2日目連勝のあった樋口由加里と金田幸子も準優1号艇を手に入れた。犬童は手堅く着をまとめて予選4位。準優1号艇こそ逃したが、着外のない安定感が光った。5日目までは思い切ったスタートが踏み込めていなかったが、ここ一番で課題を修正。1周1Mの強気な攻めにつながった。なお、次走は3月16日から津で開催される男女混合シリーズに出場する予定。