今垣光太郎が地元で奪還へ！
今年の近畿地区選は三国での開催。地元福井支部のエースを担うのはもちろん今垣光太郎だろう。昨年12月にグランプリシリーズ戦を制して約6年ぶりのSG優勝。47歳で健在ぶりを大いにアピールし、リズム良く17年シーズンを迎えている。
地区選は97年、01年と過去2回のV歴。いずれも三国で開催された大会で栄冠を手にしている。その後しばらく近畿チャンプの座から離れているだけに、今年こそ16年ぶりのタイトル奪還へ意気込み充分だろう。

石野貴之がG1に帰ってくる！
久々のG1登場だ。石野貴之は昨年3月のG1戸田周年で優勝戦Fを切って6カ月間のG1出場停止となっていたが、その処分がようやく解けた。G1参戦は昨年5月以来で約9カ月ぶりになる。
この9カ月の間にオーシャンカップ優勝、ボートレースメモリアル優出2着、チャレンジカップ優勝、グランプリ優出2着とSGで大活躍してきただけに、G1復帰戦でさっそく大暴れする可能性は大。三国は15年にSGオーシャンカップで優勝した実績のある水面。10年以来となる2回目の地区選制覇を狙う。

昨年の雪辱を狙う魚谷智之！
昨年の近畿地区選覇者は吉川元浩。しかし現在G1出場停止中のため今年の地区選には不在だ。
その昨年の地区選で悔しい思いをしたのは魚谷智之だった。地元尼崎で予選2位通過の活躍を見せるも、準優でイン戦5着に敗れるまさかの不覚。スタートで立ち遅れてまくられ、4万舟の大穴を献上する屈辱的なレースだった。
今年はその借りを返したいところ。三国は06年MB大賞と07年周年記念で優勝するなど相性良好の水面だ。04年に続く2回目の地区選優勝なるか。

中島孝平が4年ぶりの記念Vへ！
三国での地区選開催は13年以来。その4年前の三国地区選で優勝したのが地元の中島孝平だった。予選を9位で通過し、準優で3コースまくり、優勝戦で4コースまくりと圧巻の勝ちっぷりを披露。気迫満点の走りで地区選初Vを飾ったのが記憶に残る。
中島の記念Vは今のところその地区選が最後だ。4年間もG1タイトルから遠ざかっていることになる。今年の三国地区選を再浮上のきっかけとしたいところだ。また中島はまだボートレースクラシック出場権を持っていないだけに、ここで優勝して一発逆転を狙いたい。

三国好相性の川北浩貴に期待！
滋賀支部勢は川北浩貴、守田俊介、深井利寿、中村有裕、丸野一樹など11人で臨む。03年に守田が勝って以来となる14年ぶりの地区選タイトル奪還を狙う戦いだ。
エースの守田はもちろん、川北にも大きな期待がかかる。三国は05年の地区選で優出4着、09年の地区選で優出3着など3回の記念優出歴がある相性上々の水面だ。12年のSGボートレースダービーで優勝戦1号艇（2着）に乗ったのを最後に記念優出から遠ざかっているが、まだ45歳で老け込む歳でもない。ここで復活のノロシをあげるのか。

三国正月戦Vで勢いに乗る萩原秀人！
萩原秀人は昨年12月の福岡周年でG1初Vを飾った。記念優出12回目でようやく掴んだ栄冠。10年にはSG優出3回をマークしたこともある実力者が、ついに記念タイトルホルダーの仲間入りを果たした。
飛躍の16年シーズンを終え、今年ははっきりグランプリ初出場が目標となってくるだろう。まずは地元の地区選で結果を残して賞金ランク上位に顔を出したいところだ。1月の三国正月レースでは5コースまくり差しで今垣光太郎や中島孝平らを破って優勝しているだけに、自信を深めて地区選に臨めるに違いない。