地区選2連覇を狙う今村暢孝！
昨年大村で行われた九州地区選を制したのは今村暢孝だった。予選道中では初日に不良航法、2日目に待機行動違反と計14点もの減点がありながら、2･2･1･1･2･3着のオール3連対で得点率15位に入る活躍。そして準優で2着をもぎ取って優出切符を獲得すると、優勝戦では6号艇で2コースから差し切って快勝し、約13年ぶりのG1制覇と約17年ぶりの地区選優勝を果たした。
今村は今年すでに2Vをマークするなど近況充実の走り。好リズムで地区選に臨むだけに大会2連覇も決して夢ではなさそうだ。

篠崎元志が昨年のリベンジへ！
篠崎元志は地区選で4回の優出歴。しかし10年は優出4着、13年は優出2着、15年は優出3着、16年は優出2着とまだタイトルを取れていない。特に昨年は予選トップ通過して優勝戦1号艇に乗る活躍を見せながら、イン戦2着に敗れて惜しくも地区選初Vを逃している。今年はリベンジの思いを胸に秘めて臨むことになりそうだ。
また舞台となる福岡にもリベンジしたい。昨年12月に周年記念の優勝戦で大ケガを負った水面だ。あの傷も癒えた今、福岡記念初Vをここで手にしたい。

史上最強の福岡巧者・瓜生正義！
V争いの軸となるのは間違いなく昨年のグランプリ覇者・瓜生正義だろう。福岡水面ではSG優勝3回、G1優勝3回という圧倒的な実績。この水面で計6回も記念タイトルを手にしてきた。福岡で瓜生を破るのは至難の技だ。
近況リズムも上々で、1月の下関周年で優出2着、2月の浜名湖周年で優出4着と年始からさっそくG1連続優出をマーク。今年も賞金王戦線をリードするべくスタートダッシュを決めている。11年と14年に続く3回目の地区選制覇なるか注目が集まりそうだ。

佐賀の期待を背負う峰竜太！
佐賀支部は渡邊伸太郎、深川真二、森永淳、三井所尊春、大久保信一郎、古賀繁輝、峰竜太、山田康二、上野真之介の9人で参戦。10年に上瀧和則が優勝して以来となる6大会ぶりの地区選タイトル奪還を目指す。
エースはもちろん峰竜太だ。3カ月間のG1除外を経て1月の戸田周年で記念戦線に復帰すると、いきなり優出2着の活躍を見せるなど近況リズムは上々だ。峰にとって地区選は09年の芦屋大会で涙の記念初Vを飾った思い出のタイトル。8年ぶり2回目の優勝を目指して福岡に乗り込む。

長崎の期待を背負う赤坂俊輔！
長崎支部からは吉田一郎、樋口亮、山口裕二、中村亮太、石橋道友、赤坂俊輔、下條雄太郎の7人が出場。少数精鋭で臨む。昨年は地元大村での地区選で下條が優出3着、石橋が優出5着と2人がファイナルまで勝ち残って意地を見せた。今年もV争いをかき回したいところだ。
特に期待がかかるのは赤坂だろう。地区選は10年にV歴。長崎支部に14年ぶりの地区選タイトルをもたらしたのが記憶に新しい。昨年は年間14優出3Vの活躍を見せたが、記念では優出ゼロに終わった。今年はSG・G1戦線を沸かせる一年にしたい。

渡邉優美が初めての地区選に臨む！
女子レーサーは日高逸子、魚谷香織、川野芽唯、小野生奈、竹井奈美、渡邉優美の福岡支部勢6人が参戦する。小野は昨年の福岡オールレディース覇者、竹井は昨年の福岡ヴィーナスシリーズ覇者、そして川野は一昨年の福岡G1クイーンズクライマックス覇者だ。日高も当地通算6Vの実績がある。
渡邉はこれが地区選初出場。男女混合のG1レースは昨年のヤングダービーに続いて2回目だ。持ち前のスタート力を生かした速攻戦は男子トップレーサー相手でも互角に戦える力がある。大穴をあける活躍に期待したい。