復活へ弾み！ 平高奈菜が差し切りV

完全復調へ弾みの付く、久々のVロードを歩んだ。2号艇の平高奈菜がイン長嶋万記の懐を鋭く突き、17年7月の徳山男女ダブル優勝戦以来、約1年9カ月ぶり、通算14回目の優勝を飾った。
優勝戦はホーム追い風が緩めに吹く程度、進入は枠なりの3対3で収まった。⑤大山がコンマ09のスタートを決めたが、①長嶋はそれを上回る同07を踏み込んだ。こうなれば①長嶋のイン逃げVかと思われたが、ターンがやや流れた。その隙を②平高が的確に突き、先頭に躍り出た。①長嶋は2Mツケマイで逆転を狙ったが、これは不発。②平高がきっちり首位を守った。③向井がいったん3番手を走ったが、3周1Mでターン漏れ。④中谷が逆転3着に食い込んだ。
平高は前々期のF3の影響で、現在はB2級に降格中。それでも今回の活躍もあり、審査中の2019年後期適用勝率はA1級ボーダーを大きく上回り、今年7月からのA1級復帰は決定的となった。次走は5月4日からのG3鳴門オールレディース戦に出場する予定。