徐々にレース勘戻り、今度こそ疾走

中村は今年6月の大村戦で、約2年ぶりの優出（5着）。同4月に産休から明け、その6節目にファイナルまで進んだ。復帰当初は「全然ダメです。レースが下手」と走りがちぐはぐだったが、多少なりともレース勘は戻りつつある。
デビュー直後からセンスは評判になっていた。4期目に初優勝、5期目にA1級昇格するなど急成長。ターンのキレは誰もが認める存在になった。今後、実戦感覚をさらに取り戻し、課題に挙げる調整力が進化すれば、強いママさんレーサーの代表格になれる。
住之江は今年4月に大敗したものの、復帰戦だっただけにやむなし。現状の良化の流れなら全く違った結果が残せるはずだ。